コラム

column

ゼネグラ処方

恐らく世界で最も知名度・処方実績の高いED治療薬といえばシルデナフィルを有効成分とするバイアグラでしょう。
そのバイアグラは現在では開発元のファイザー社以外からも多くのジェネリック医薬品が製造販売されています。

今回はアルケムラボラトリーズ社(Alkem Laboratories Ltd.)が製造販売するバイアグラジェネリックであるゼネグラ(Zenegra)についてお話しします。

ゼネグラとは

ゼネグラとは、インドのムンバイに本社を置くアルケムラボラトリーズ社(Alkem Laboratories Ltd.)が製造販売するバイアグラジェネリックです。
同社はジェネリック医薬品製造で知られており、その製品は世界約50ヵ国で流通使用されています。

ゼネグラを画像検索すると三角形とひし形の剤型のものが出てきますが、おそらく何らかの理由で剤型に変更があったものと考えられます。
日本国内製のバイアグラ・バイアグラジェネリックの用量の上限が50mg錠までですが、日本以外で製造され流通するバイアグラ・バイアグラジェネリックは100mg錠まであり、一般的に使用されています。このゼネグラは100mg錠のみの用量となります。
ゼネグラの有効成分であるシルデナフィルは陰茎周辺部に平滑筋弛緩・血流量増加作用を持つ物質の濃度を上げることで海綿体への血流を増やし勃起が促されると考えられています。

アルケムラボラトリーズ社とは

アルケムラボラトリーズ社とは、1973年に創業され本社をインドの大都市であるムンバイに置く多国籍製薬会社で、主にジェネリック医薬品の製造・販売で知られています。
同社はED治療薬のほかにも心臓血管、中枢神経系、胃腸、糖尿病、骨粗鬆症、マラリア、免疫系といった幅広い種類の治療薬を製造しており、製品は世界50ヵ国ほどで流通しています。
製薬施設は自国内に14ヵ所、アメリカに2ヵ所と計16ヵ所持ち、FDA(アメリカ食品医薬品局)等に承認されています。

ゼネグラの効果・副作用・服用方法

ゼネグラはバイアグラジェネリックということから効果や副作用、服用方法も同様のものになります。
ゼネグラの有効成分であるシルデナフィルはPDE5阻害薬に分類されます。
PDE5とは、陰茎周辺部の平滑筋を弛緩させ血管を拡張させ陰茎海綿体への血液量を増加させる勃起という現象に携わる環状グアノシン一リン酸という物質を分解し、勃起状態を解除する働きを持ちます。
シルデナフィルのPDE5の働きを阻害する作用により、陰茎周辺部の環状グアノシン一リン酸濃度が保たれ、ED症状が緩和し勃起が促されます。シルデナフィルは血流改善効果から勃起を促す成分ですので、催淫効果や避妊効果や性感染症予防効果はありません。

ゼネグラは服用により全員にではありませんが一部の方にいくつかの副作用が現れる可能性があります。
いずれも陰茎近く以外の体の血流がよくなることで起こるとされ、胸のむかつきや体のほてり、軽度の頭痛などいずれも重篤なものではありません。

ゼネグラは服用後30分から1時間程度で効果が現れますので、性行為とタイミングを合わせて服用ください。
注意点としては胃の中でしっかりと溶解させ体内に吸収させるためにコップ一杯程度の水で、また有効成分のシルデナフィルは食後の服用では効果が半分程度減弱することが知られていますので空腹時に服用することが推奨されています。
ゼネグラは3から6時間程度効果が持続します。

ゼネグラ処方

現在国内外問わず様々なメーカーからバイアグラジェネリックが販売されておりますが、日本で承認を受けているものは国内製のもののみとなります。
ゼネグラも現在は国内未承認薬の扱いということから、入手は難しいです。
海外製の未承認ED治療薬は通販等でも購入することは可能ですが、体調や持病との飲み合わせの観点から医師の診察の介在しないED治療薬の購入・使用は控えたほうがいいでしょう。
ゼネグラは輸入処方を行う正規の医療機関で医師の診察を経て処方してもらうことをお勧めします。

ゼネグラまとめ

①製造販売はアルケムラボラトリーズ社

②100mg錠のみ

③空腹時にコップ一杯程度の水での服用が推奨

④持病や服用中の薬剤によってはゼネグラの服用が難しい場合があります。必ず医師の診察を受け医療機関で処方してもらいましょう。

 

はじめての方へ/診療の流れ
トップへ