ラブグラ(Lovegra)とは女性用のバイアグラとも呼ばれる薬剤です。女性器の血流をよくすることで、膣内が潤い、女性が不安なく快適に性交渉できるようになります。不感症、性交痛、オーガズム障害、性的興奮障害などに悩む方に適応がある薬剤です。成分としては男性用のバイアグラと同様にシルデナフィルが有効成分として含まれています。シルデナフィルの効果として血管の拡張作用があり、イケない、濡れない、感じないことでパートナーとの関係がうまくいかない、自分が性交渉を楽しめない、性交渉が苦痛になってきた、などで悩んでいる方にとって有効な薬剤といえます。ラブグラは国内での流通はありません。
※ユナイテッドクリニックではラブグラの取り扱いはございません。
ラブグラはウーメラという薬剤のジェネリック薬品です。ウーメラは女性用バイアグラとして製造されていましたが現在では製造が中止されています。ラブグラはインドの製薬メーカーのアジャンタ・ファーマ社が製造・販売しており日本国内で流通はしていません。ラブグラの有効成分はシルデナフィルで、PDE-5酵素を阻害することで陰部の血管を拡張させる効果があります。男性用のバイアグラと有効成分は同じですが女性への適応はありません。またそういったデータもないため男性用バイアグラを女性に服用させることは危険です。
ラブグラには用量があり25mg、50mg、100mgが存在します。極量は100mgまでで一日一回水で服用します。30~1時間ほどで効果が現れはじめ、5~7時間ほど効果が持続します。ラブグラは食事の影響を受けやすいといわれており、空腹時に服用することでしっかりとした効果が実感できます。ラブグラの有効成分シルデナフィルは油に溶けやすいという性質をもっているため、食事した油分と反応してしまい効果が減弱してしまうことがあります。そのため空腹時に服用することが望ましく、食べるとしても油分の少ない蕎麦やサンドイッチなど軽いものがいいでしょう。食事してしまった場合は3時間以上は間隔をあけて服用しましょう。また、アルコールもラブグラも肝臓で処理するためラブグラの作用が弱まるといわれていますので、飲酒しないか飲んでもビール中瓶一本にするなど、ほどほどにしたほうが薬効が期待できます。
ラブグラは内服薬のため全身に作用し副作用が出る場合があります。副作用といっても起こる確率としては薬剤のなかでも少ない部類で過度に心配する必要はありません。血管拡張作用による頭痛、顔のほてり、めまい、動悸がよく知られています。他にも鼻づまり、筋肉痛、胃の不快感、青視症などがあります。青視症はものが青っぽくみえる症状でラブグラの成分シルデナフィルがPDE-5を阻害するため目の網膜にある酵素PDE-3にも影響すると考えられています。いずれの副作用も薬効が消失すると自然に改善されますが、もし副作用が治まらない場合は服用を中止し医師に相談しましょう。
これらを持つ方はラブグラを処方することができません。
ラブグラを使用する際には以下に注意しましょう
ラブグラの主成分はシルデナフィル。男性用のバイアグラも主成分がシルデナフィルですがそれぞれ女性用、男性用につくられた薬剤ですので女性の方がバイアグラを服用するのはやめましょう。ラブグラで効果が得られない場合の主な理由として服用方法が悪い、タイミングがずれている、体調が悪かったなどの他に薬剤の服用回数が少ないことも挙げられます。服用して5~6回は効果にムラがみられることが判明していますので1回や2回で諦めずに複数回試してみましょう。
性行為はパートナーとの関係を構築するうえでとても大事なコミュニケーションです。ラブグラはQuality of Life:生活の質を上げてくれる薬剤で、不感症、セックスで感じない、濡れない、イケない、性行為痛、精力減退といった症状を改善します。性行為痛は女性ホルモンのバランスがくずれ、エストロゲンが低下しているために起こるといわれています。また加齢、ストレスや疾病などからも起こる可能性があり原因不明の不定愁訴であることが多いのも事実です。しかし、そのまま放置するのではなく原因と向かい合って、改善の方向へ一歩踏み出すことが大事です。
ラブグラは日本国内で販売されていないため、海外で直接購入するか、個人輸入業者に委託するしか方法はありません。ただし個人輸入の薬剤に関しては6割以上が偽物と言われ、健康被害の報告もあり、厚生労働省からも注意喚起されています。ご自身の健康を害さないためにも個人輸入での購入は控えるようにしましょう。