*当院ではプロペシアジェネリックであるフィナステリドを東和薬品(トーワ)、ファイザー、クラシエなど複数のメーカーから採用しているため、各院で取り扱いが異なる場合もございます。ただしメーカーは違いますが、プロペシアやどのフィナステリドもAGAの治療効果は同じです。安心して服用してください。
ユナイテッドクリニック・ギガクリニック各院ではプロペシアのジェネリックであるフィナステリドを処方しております。
2005年に発売されたMSD株式会社(旧万有製薬)のプロペシアはフィナステリドを有効成分とした男性型脱毛症治療の薬で先発医薬品とも呼ばれています。先発医薬品には特許があるため、特許を出願してからある一定の期間、開発メーカーのMSD株式会社がフィナステリドを有効成分とするプロペシアを独占的に製造・販売することができます。
後発医薬品(ジェネリック医薬品)とは、先発医薬品の特許が切れたあとに製造・販売される先発医薬品と同じ成分・効果の医薬品のことを指します。
海外では特許事情の違い等もあり以前からフィンペシア、エフペシア等のフィナステリド製剤が製造・販売されていましたが、日本でも2015年2月にファイザー製薬株式会社が男性型脱毛症治療薬「フィナステリド錠」の製造販売承認取得し、厚生労働省の許可を得てプロペシアジェネリックであるフィナステリド「ファイザー」を販売することができるようになりました。その後沢井製薬(サワイ)、クラシエなどがフィナステリドを販売しています。今後、東和薬品(トーワ)など後発医薬品メーカー各社が参入してくることが予想されます。
新薬を開発するためには、時間やコストがかかります。ジェネリック医薬品はこの開発コストを大幅に抑えることができるため、先発医薬品よりも安価な金額で処方することが可能になります。そのためフィナステリドもプロペシアより安い価格(値段)で処方することができるようになりました。
ユナイテッドクリニック・ギガクリニックでのフィナステリド処方は薬剤費のみです。診察料や処方料は頂いておりませんのでお気軽にご来院ください。東京、神奈川、埼玉で最安(最安値)で処方いたします。各メーカーのフィナステリド1mg錠の取り扱いをしていますが製薬メーカーの違いだけでプロペシアや各フィナステリドの効果はすべて同じです。
ジェネリック医薬品は効能や効果、安全性は先発医薬品と変わらず、その価格はより安価に提供できるため急速に認知されてきています。以前と比較し、品質も大幅に改善され、先発品の品質を大きく上回るジェネリックも増え、評価・評判も高いものになっていますので安心して服用してください。
ジェネリック医薬品がジェネリック医薬品として承認・認可されるためには世界共通の基準を満たさないといけません。フィナステリドはプロペシアと同等に体内に吸収されること、また最高血中濃度が同等であることが認められて、厚生労働省にジェネリック医薬品として認可されます。そのためフィナステリドの飲み方(服用方法)、効能・効果や副作用、注意事項はプロペシアと同等です。フィナステリドの詳細を知りたい場合はプロペシアの添付文書やインタビューフォームでも確認することができます。
プロペシアとフィナステリドの一番の違いはメーカーです。作っている会社が違います。またコーティング剤や基剤が違うためタブレットの見た目の形状が違ったりしています。ただし効果は同じですので安心してください。
AGA治療を行っている方が気にされている一番の違いは価格(値段)でしょう。フィナステリドはプロペシアと違い、研究開発費がかかっていませんのでプロペシアと比べると格安・激安で処方されています。AGA治療薬は毎月継続して購入しないといけませんので、やはり薬剤コストが安いフィナステリドが圧倒的に人気になります。実際に国内で最初のフィナステリド製剤であるフィナステリド「ファイザー」が発売された月に、プロペシア服用からフィナステリドへ切り替えた方は実に60%にも及びました。その後も多くの方がフィナステリドへの切り替えを行いプロペシアを服用している方は少数になっています。ユナイテッドクリニック・ギガクリニックでもやはりフィナステリドが圧倒的に人気です。
髪の毛には寿命があり、およそ6~7年で新しい生え変わります。このサイクルをヘアサイクルと言い、成長期、休止期、退行期に分かれます。成長期が最も長く2~6年ありますが、AGAの原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)が作用するとヘアサイクルが1年未満に短縮され、髪の毛が短く、細く、薄い毛になっていきます。
フィナステリドは5α還元酵素阻害薬に分類されます。AGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)を産生するときに必要な酵素である5α還元酵素を阻害することでDHT産生を抑制しAGA治療効果を発揮します。フィナステリドは多くの方に発毛効果を長期間もたらすことが知られています。
フィナステリドはヘアサイクルを整える成分です。そのため多くの方に効果を認め、現状維持から軽度改善の効果が期待できます。フィナステリド1mgを使った国内臨床試験において、1年間の投与で頭頂部の薄毛が58%、2年間で68%、3年間で78%のAGAの改善効果が認められ、現状維持の方(AGAの進行を抑制できた方)は1年間で40%、2年間で31%、3年間で20%認められました。前頭部では1年間で58%、2年間で61%、3年間で72%のAGAの改善効果を認め、現状維持の方(AGAの進行を抑制できた方)は1年間で40%、2年間で36%、3年間で25%認められました。これらのデータからフィナステリドは98%の方の薄毛を改善することが分かります。ただし著明な改善を認めた方は2~6%ほどで高い発毛効果自体は期待できないといえます。そのためしっかり発毛したい場合はデュタステリド(ザガーロ)やミノキシジルの服用を検討する必要があります。
フィナステリド1mgを5年間服用した場合とプラセボ(偽薬)を比較した場合、抜け毛を抑制・改善できた例がそれぞれ90%と25%、抜け毛の進行が10%と75%でした。プラセボを比較して有意に抜け毛を抑制できています。
抜け毛を抑制・改善 | 抜け毛の進行 | N | |
---|---|---|---|
フィナステリド 1mg | 90% | 10% | 279 |
プラセボ(偽薬) | 25% | 75% | 16 |
*フィナステリド1mgとプラセボを5年間投与した場合の抜け毛の抑制度
フィナステリドはⅡ型5α還元酵素阻害薬に分類され、適応症は男性型脱毛症の進行遅延です。フィナステリドの服用方法は1日1回、1mg錠または0.2mg錠を服用します。適応症は男性型脱毛症の進行遅延です。フィナステリドは食事に関係なく服用することが可能です。飲み忘れをすると期待される発毛効果が得られません。毎日時間を決めて忘れずに服用することをおすすめします。
また早く髪の毛を生やそうとフィナステリドを増量して服用してもあまり効果がありません。海外ではフィナステリド5mg錠が前立腺肥大症薬「フィンカー」として販売されており、そのデータからフィナステリドを増量してもあまり発毛効果が変わらないことが判明しています。
フィナステリドの高い安全性は証明されています。副作用の頻度は4%と少なく安全な薬剤のひとつです。リピドー減退1.1%、EDが0.7%などです。またこれらの副作用はプラセボと比較し有意差は認められていません。ごくまれに重篤な肝障害を起こすことが知られており、ひどい倦怠感などが出現した場合は服用を中止し、採血などができる医療機関を受診するようにしましょう。
フィナステリド服用の注意点は大きく3つあります。以下の事にご注意ください。
フィナステリドは前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSA値を1/2にします。そのため人間ドックや診療でPSA値を測定する際に担当医にフィナステリドを服用していることを必ず伝えてください。前立腺がんを見逃す可能性があります。またこれは単純に2倍すると正しい数値になります。
妊娠中の女性がフィナステリドを服用すると男性男児の外性器形成の発育異常が起きる可能性が示唆されていることと、フィナステリドの経皮吸収の程度が判明していません。またフィナステリドを女性が服用してもAGA治療効果がないことも判明しています。そのため女性用のフィナステリド製剤は存在せず、また女性はフィナステリドを服用したり、触れたりしてはいけません。ただしフィナステリドの服用で男性男児の異常はいままで1例の報告もありませんので過度な心配は不要です。子供に関しても同様で成長に悪影響を及ぼす可能性があります。
献血のついても同様の理由です。1か月の休薬で体内のフィナステリドが消失するため1か月の休薬期間があれば献血をすることができます。
フィナステリドの飲み方、使用方法、フィナステリドの効能・効果・持続時間、フィナステリドの副作用、フィナステリドの併用禁忌薬はプロペシアと全く同じですので、プロペシアのページでプロペシアの添付文書やインタビューフォームでもご確認ください。
フィナステリドが効かない場合、以下のようなことが考えられます。
フィナステリドは毎日きちんと服用しないと期待されるAGA治療効果が得られません。毎日服用するようにしましょう。
またフィナステリドの治療効果が得られるのは早い方で3か月後、一般的には6か月かかります。そのためフィナステリド服用して初期の方にはすぐ発毛効果を実感できません。我慢して服用しましょう。産毛が生えてくるまでもう少しです。
AGAの程度が強い場合、フィナステリド単独では効果が実感できない場合があります。フィナステリドは98%の方に発毛効果をもたらしますが、その半数が現状維持です。そのため作用機序の違うミノキシジル(ロゲインやミノキシジルタブレットなど)やフィナステリドと同様の作用機序でより発毛効果の高いデュタステリド(ザガーロ)への切り替えなどを検討する必要がありますが、ご自身での判断は難しいと思われますのでユナイテッドクリニック・ギガクリニックの担当医とご相談ください。ユナイテッドクリニック・ギガクリニックはデュタステリドやミノキシジルを用いたAGA治療で有名なクリニックです。
フィナステリドなどAGA治療薬の処方は保険診療ではないので薬価は定められておらず、各医療機関(クリニック、病院)で処方価格が異なります。初診料や再診料、処方箋料など別途費用がかかる場合もありますので必ずご確認ください。またフィナステリドは医師の処方(処方箋)なしでは服用することができません。そのため薬局や販売店では販売されていません。
ユナイテッドクリニック・ギガクリニックでは初診料や再診料、処方箋料などは頂いておらず、薬剤費のみのご負担となります。院内で即日処方いたします。東京・神奈川・埼玉で最安(最安値)でフィナステリドを処方いたします。仙台、大阪、名古屋、神戸、福岡など多くの地域からご来院いただいております。
AGA(男性型脱毛症)・薄毛治療薬を受け取るには医師の処方箋で院外の薬局から受けとるか院内処方によりクリニック・病院内で薬を受け取るか、どちらかとなります。国内では日本のAGA治療薬の通販は禁止されており、国内の病院・クリニックが診察なしで医薬品を郵送することも違法で処罰されます。
海外製AGA治療薬の通販(個人輸入・輸入代行)に関しては法で認められています。但し錠数の制限があることと、流通の際に偽造品が混入してくることが問題視されています。インターネットでの個人輸入の際に60%程度に偽造品が混入すると言われています。口コミ(2ch、レビュー、感想、体験、体験談等)や評判や評価が高くても本物でない場合があります。激安・格安のフィナステリドにご注意ください。
海外製AGA治療薬には誤解も多いのですがインドなど海外製品が粗悪なのではなく、きちんとした流通経路で正規の薬剤を入手できないことが問題なのです。個人ではきちんとした流通路をもつ輸入代行業者の選別は難しいのが実情です。非常に精巧にできているため見た目での判別は非常に難しいうえに、内服することで深刻な健康被害を引き起こすことがあるため危険です。
ユナイテッドクリニック・ギガクリニック各院ではきちんとした流通路をもつ医療機関で薬剤の処方を受けることをお勧めいたします。
各メーカーがフィナステリドを販売していますが、ジェネリックの承認には世界共通の基準があり、それを満たさないとジェネリックとして認可・承認されません。認可・承認されたフィナステリドはどのフィナステリドもプロペシアと全く同等の効果を発揮します。フィナステリドは長期間、毎日服用する薬剤です。そのためユナイテッドクリニック・ギガクリニックは価格(値段)の安いフィナステリドを服用されることをおすすめします。日本製のフィナステリドと海外のフィナステリドの一部を紹介します。
ファイザー製薬株式会社とマイラン社が2015年2月に販売した国産では初のフィナステリド正規品です。(あまり気付かれないみたいですが箱の左下に小さくマイラン社のマークが入っています。)フィナステリドは毎日服用しなければいけませんので購入費用を気にする方も多くいらっしゃいます。プロペシアより価格(値段)の安いフィナステリド「ファイザー」は発売初月でプロペシア服用中の方の4割がフィナステリド錠1mg「ファイザー」へ切りかえました。アメリカのファイザー社という世界最大の売上高を誇る製薬メーカーの安心感からでしょう。ファイザー社と後発医薬品メーカーのマイラン社は世界的に提携しており、海外では欧州などでマイラン社がバイアグラジェネリックのシルデナフィルを販売しています。マイラン社は日本でもバイアグラジェネリックの販売承認を得ていますが実際には販売していません。0.2mg錠と1mg錠があり、28日分、140日分の製剤が販売されています。
2016年に発売されたフィナステリド。沢井製薬が製造販売しています。沢井薬品は後発医薬品メーカーの中では上場企業の中で最大手の製薬メーカーです。テレビCMなどでご存知の方も多いでしょう。0.2mg錠、1mg錠の28日分が製造販売されています。140日分の製剤はありません。
2016年に発売されたフィナステリド。クラシエが製造販売しています。クラシエは医療業界では漢方薬等を多く販売する会社として知られています。フィナステリド錠1mg「クラシエ」はファイザー社や沢井薬品のフィナステリドよりも人気が高く、品薄状態が続いています。0.2mg錠と1mg錠があり、28日分、140日分の製剤が販売されています。
フィンペシアはシプラ社(Cipla Limited)が製造販売するフィナステリド。シプラ社は150か国以上で1500種類以上の医薬品を販売しています。同社は他にエフぺシアなどのフィナステリドやデュタステリド製剤のデュプロストなども製造・販売しています。
エフペシアはフィンペシアの日本仕様という位置付けで、シプラ社が供給を開始したフィナステリド製剤です。フィンペシアに含まれるタール色素のキノリンイエローは発がん性を疑われた時期があり(その後、発がん性はなかったことが明らかになっています)、キノリンイエローフリーのフィナステリド製剤として販売される様になりました。現在ではフィンペシアもキノリンイエローフリーとなっているため、エフペシアを目にする機会はほとんどなくなっています。
フィナステリドは今後も東和薬品(トーワ)など各製薬メーカーの参入が予想されていますが上述の通り、どのフィナステリドも効果は同じです。そのため価格(値段)が最安(最安値)のフィナステリドを服用されることをおすすめします。