「ザガーロ」とは2015年9月28日に承認されたばかりの新しい薄毛・AGA治療薬です。グラクソ・スミスクライン(GSK)社から2016年6月13日発売されました。
商品名は「ザガーロカプセル0.1㎎・同0.5㎎」で0.1㎎と0.5㎎の製剤があります。主成分は「デュタステリド」でMSD社のプロペシア(フィナステリド)と同じ「5α還元酵素阻害薬」に分類され、生え際や前頭部、頭頂部における効果はプロペシアと比較し(違い)、プロペシアよりも強力です。名前の由来は「究極」を意味する「Z」に男性型脱毛症の「AGA」からつけられたそうです。
飲み方・服用方法は1日1回で食事の影響は受けません。
インタビューフォームや添付文書の副作用にはED、性欲減退(リピドー減退)などがあります。また「初期脱毛」が起きる可能性や女性は触れないこと、子作り中は服用しないこと、服用中はPSAが1/2になったり、輸血ができません。
処方価格・購入費用は薬価が未定のため決まっていませんが当院では東京で最安値を目指します。ザガーロは通販や個人輸入代行では入手できません。ご注意ください。自由診療で保険適応はありません。
プロペシアで効果が実感できていない方はザガーロへの切り替えでより発毛が期待できます。またプロペシアとザガーロとの併用は一般的ではありません。ミノキシジルとは作用機序が違うため併用するとより効果が高いでしょう。
ユナイテッドクリニックがザガーロを日本で最初に紹介した医療機関です。
*ザガーロの画像
商品名)ザガーロカプセル0.1㎎・同0.5㎎ ZAGALLO
一般名)デュタステリド(デュタステライド)
分類)Ⅰ型、Ⅱ型5α還元酵素阻害薬
販売会社)グラクソ・スミスクライン社(GSK)
外形)ザガーロカプセル0.1mgは淡橙色、同0.5mgは淡紅色で約19.3mmの軟カプセル
承認所得日)2015年9月28日
効能・効果)男性の男性型脱毛症
用法・用量)成人人男性にはデュタステリドとして通常0.1㎎を1日1回経口投与する。なお必要に応じて0.5㎎を1日1回経口投与する。
「ザガーロ」は2015年9月28日に正式に承認された新しい薄毛AGA治療薬です。ザガーロの成分はデュタステリドで日本では「アボルブ」として前立腺肥大に適応があります。ザガーロ海外では薄毛・AGA治療薬としても販売されており、「アボダート」としても知られています。すべてグラクソ・スミスクライン社(GSK)が製造・販売しています。ザガーロはデュタステリドとしてすでに世界85カ国で約300万人の方に処方されています。/p>
デュタステリドは2001年に開発されたAGA(男性型脱毛症)と前立腺肥大症の治療薬です。2001年に「アボルブ」としてアメリカで前立腺肥大症の治療薬として承認され、続いて2009年に韓国でAGA(エージーエー)治療薬として承認されました。日本では2009年に前立腺肥大症の治療薬としてのみ承認されており、今回2015年にAGA治療薬として承認されました。
デュタステリドはフィナステリドの作用しないⅠ型5-α還元酵素をも阻害するうえ、Ⅱ型5-α還元酵素もフィナステリドの約3倍阻害するためフィナステリドよりもDHTをフィナステリドより強力に抑制します。
ザガーロ(デュタステリド)やプロペシア(フィナステリド)の作用機序は5α-還元酵素阻害薬しAGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)の産生を強力に抑制します。 プロペシア(フィナステリド)はⅡ型5α-還元酵素を阻害しDHTの産生を抑制します。プロペシアはプロペシア服用1年で98%の方に発毛効果を認め、薄毛・AGA治療の強い効果があることが知られています。
ザガーロ(デュタステリド)はプロペシアと違い、Ⅱ型5α-還元酵素だけでなく5α-還元酵素のⅠ型、Ⅱ型ともに阻害しAGAの原因であるDHTの産生を強力に抑制します。 またレセプターの占有率がプロペシア(フィナステリド)よりも高く、「Ⅰ、Ⅱ型の5α-還元酵素をともに抑制すること」、「占有率が高いこと」からプロペシアよりも強力にDHTの産生を抑制します。
海外の臨床試験でもザガーロ0.5mgとフィナステリド5mg(プロペシア1mgの5倍量)を半年間服用した場合、ザガーロを服用したグループの発毛量が約30%高かったことが知られています。 またザガーロ0.1㎎と0.5㎎では0.5㎎の方が発毛効果が高いことが分かっています。
このデータからプラセボ群と比較しザガーロ0.5㎎群・0.1㎎群は有意に発毛効果・育毛効果を持っていることが分かりプロペシア(フィナステリド)1㎎群と比較してもザガーロ0.5㎎群が発毛本数が多いことが分かります。
ザガーロ0.5㎎が最も発毛・育毛効果が高く、ザガーロ0.1mgとプロペシア(フィナステリド)1㎎がほぼ同等の効果があることが分かりました。
連続12週の服用で効果が発現する場合もありますが効果が確認できるまで通常連続6カ月の服用が必要です。また効果を持続させるためには継続的に服用することが重要です。6ヶ月連続で服用しても効果が無い場合はAGA専門の医師の診察を受けましょう。
ザガーロ0.5㎎を52週長期投与した国内長期投与試験の結果では24週の時と同程度の結果が得られ、発毛・育毛は52週時においても維持されていることが判明しています。
「通常、成人男性にはザガーロ1回0.1mgを1日1回経口投与します。」となっていますがザガーロカプセル0.5㎎の発毛効果が高いことが分かっています。また副作用に関してザガーロ0.1㎎と0.5㎎では差がないことが分かっておりますので基本はザガーロカプセル0.5㎎を服用することが主流となるでしょう。
ザガーロカプセルの効果は食事の影響を受けませんので食事に関係なく1日1回好きな時間に服用すれば大丈夫です。
AGA治療継続的治療が必要です。飲み忘れをすると効果が低下します。食事の影響は受けませんので飲み忘れのないように1日1回服用しましょう。
またカプセルの内容物が口腔内咽頭粘膜を刺激する場合があるのでカプセルは開けたり、噛んだりしないで服用しましょう。
またデュタステリドを増量すると、より薄毛・AGAが改善されるかどうか・・・答えは「NO」です。
ザガーロは用量依存性に効果が発現しますがザガーロ0.5㎎と2.5㎎では効果は殆ど変わらないことが分かっていいます。そのためユナイテッドでは「1日1回、ザガーロカプセル0.5㎎を服用」することをお勧めいたします。
→用量依存性はありますが増量で0.5㎎と比べて大幅な発毛は期待できません。
添付文書上の副作用の主なものは調査症例557例中95例(17.1%)で、勃起不全24例(4.3%)、リビドー減退22例(3.9%)、精液量減少7例(1.3%)でした。プロペシア(フィナステリド)と同等の副作用が見られるようです。
プロペシアでEDの副作用がなかった方でザガーロに切り替えた時にEDの症状が出現した方の経験もございます。ユナイテッドクリニック・ギガクリニックは男性のAGAに必要な薬剤がすべてそろっていますのでご安心ください。またED治療薬の処方も多くございます。
その他の副作用 | 1%以上 | 1%未満 | 頻度不明 |
過敏症 | – | 発疹 | 蕁麻疹、アレルギー反応、掻痒症、限局性浮腫、血管浮腫 |
精神神経系 | – | 頭痛・抑うつ気分 | 浮動性めまい、味覚障害 |
生殖系および乳房障害 | 性機能不全(リピドー減退、勃起不全ED、射精障害) | 乳房障害(女性化乳房、乳房痛、女房不快感) | 精巣痛、精巣腫脹 |
皮膚 | – | – | 脱毛症(主に体毛脱落、 |
消化器 | – | 腹部不快感 | – |
その他 | – | – | 肝機能異常、倦怠感、血中クレアチンキナーゼ増加 |
*1 自発報告又は海外のみで認められている副作用については頻度不明とした。
*2 投与中止後も持続したとの報告がある。(射精障害は精液量減少)
薄毛・AGA治療を開始し始めて2週間~1か月ごろに「初期脱毛」と言って一時的に脱毛する時期があることが知られております。効果が出ている証拠で通常1~2カ月程度で収まり、その後産毛が生えてきますので抜け毛を気にしすぎてザガーロカプセルの服用を中止しないでください。
ヘアサイクル(髪の毛の寿命のサイクル)がかかわっていることが指摘されていますが、初期脱毛が起きる原因ははっきりわかっていません。初期脱毛は全員に起こるわけではありません。
ザガーロ40mgを1日1回7日間服用した臨床試験では重大な安全性上の問題は認められていません。またザガーロ5mgと0.5mgを6ヶ月間投与した臨床試験では副作用は同じでした。
→用量依存性はありません。
ザガーロは「男性の男性型脱毛症」に適応があります。そのため円形脱毛症やびまん性脱毛、抗がん剤による脱毛には効果がありません。AGA治療専門の医師の診察の後に服用するようにしましょう。
20歳未満の方にザガーロの適応はありません。これは20歳未満の方での安全性・有効性が確立してされていないからです。
ザガーロは女性に対しては適応がありませんので女性には処方できません。ザガーロは女性のAGAの発毛効果が乏しいことが分かっています。
ザガーロを服用中の方は輸血ができません。献血をする場合はザガーロの服用を中止し、1か月間以上は間隔をあけてください。(日本赤十字でも注意喚起しています。)
「ザガーロ」などデュタステリド製剤はプロペシアなどフィナステリド製剤と同様に前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSAの数値を低下させます。ザガーロ0.5mgを服用することで約50%PSA値が低下します。
健康診断のときやかかりつけ医等でPSAを測定するときには必ずザガーロを服用していることを必ず伝えてください。前立腺がんの見落としの原因となります。
測定値を2倍した値を目安として基準値と比較してください。(free PSAは2倍する必要はありません。)
ザガーロ中止後6か月でPSAは元の数値に戻ります。
ザガーロカプセルは基本女性に触れさせないようにしてください。ザガーロの有効成分デュタステリドはカプセルに入っているため、実際は問題ありませんが妊娠中の女性が触れてしまうと、男性胎児の生殖器官(外性器)の正常発育に影響を及ぼす恐れがあります。(男の子の赤ちゃんの陰茎や陰嚢が育たなくなる可能性があります。)
また経皮吸収の可能性があります。ザガーロはカプセル化されていますので錠剤をそのまま女性が触れても経皮吸収されませんが、脱カプセルすると閉経前女性がデュタステリドと接触する可能性が出てきますのでご注意ください。閉経後の女性が触れても問題ありませんが、女性には触れさせないように配慮してください。
触れた場合は直ちに石鹸と水で洗い流してください。また小児も同様にザガーロに触れてはいけませんのでご注意下さい。
AGA治療は30歳~40歳を中心に20歳代など子供を作ろうと考えている方が多くいらっしゃいます。「ザガーロと女性」でも記しましたが妊娠中の女性がデュタステリドに暴露されると生まれてくる男の赤ちゃんの生殖器奇形が生じる可能性があります。
精液を介したデュタステリドの暴露に関しては、精液中(精液量5ml)のデュタステリド未変化体が100%吸収されると仮定した際の暴露量の約186倍をアカゲザルの器官形成期に静脈投与しても、雄胎児の雌性化は認められておらず、デュタステリドに暴露しても男児の外性器異常を引き起こす可能性は低いといえるでしょう。
また臨床試験4試験でザガーロ投与中に男性被験者のパートナー12例が妊娠が報告されていますが、異常は認められていません。
データ上は過剰に心配する数値ではないことが分かっていますがこれから生まれてくる大事な命です。健やかに育ってほしいものですので子作り中はザガーロの休薬期間を設けましょう。
12~20週の休薬でデュタステリドは体内からなくなります。最低1か月、12週~20週の休薬を考慮しましょう。 *休薬中にもAGA治療を希望される方はミノキシジルが有効です。
男性のミノキシジルタブレットの服用やロゲイン(リアップ)などのミノキシジル外用剤は子作り、妊娠には影響しませんので安心して治療することができます。(男性は服用してもかまいませんが、妊娠中の女性はミノキシジルの服用をしないようにしてください。)
ザガーロとプロペシアは同じ5α還元酵素阻害薬に分類されるため作用機序は似通っています。違いはザガーロがⅠ型、Ⅱ型の5α還元酵素阻害薬であるのに対し、プロペシアはⅡ型5α還元酵素阻害薬でザガーロがより強力に阻害するため、比較するとより発毛効果が高いことが分かっています。
上記のデータのように24週の投与でザガーロ0.5㎎で+89.6本増加、ザガーロ0.1㎎で+63.5本、フィナステリド1㎎で+59.0となっており、ザガーロ0.5㎎が発毛本数が最も多くザガーロ0.1㎎とフィナステリド0.1㎎がほぼ同等の効果です。
また海外の臨床試験でフィナステリド1㎎/日の6か月投与で効果が不十分な患者をザガーロ0.5㎎へ切り替え、ザガーロ0.5㎎を6か月間の投与で77%の改善率が示されています。(31例中24例)
不変・・7例、軽度改善・・17例、中等度改善・・6例、著名改善・・1例
このようにプロペシアで効果が満足できていない方がザガーロ0.5㎎に切り替えることで発毛効果が期待でき、満足感が得られるかもしれません。
AGAの原因物質DHTですがザガーロとプロペシアはDHT濃度を抑制してAGAの進行を抑えます。ザガーロは5α-還元酵素のⅠ型、Ⅱ型を、プロペシアはⅡ型を選択的に阻害することから両剤を併用投与した場合には単剤と比較して薬理作用が高まることが予想されますがザガーロ単剤で血中DHT濃度をほぼ完全に抑制(90.9%)することからプロペシア併用によるDHT抑制効果は少ないと思われます。
またザガーロとプロペシアの併用に関してプロペシアを毎日服用+ザガーロを週1回服用させ効果を研究した論文があり、これによるとプロペシア単独よりも発毛効果が高いとされています。ただしこれはザガーロ単剤よりも発毛効果が低いので一般的には行いません。
ミノキシジルは血流を改善させ、毛乳頭や毛母細胞を活性化させ育毛を促す薬剤です。ザガーロは脱毛を抑えて産毛を生やしていくといった薬剤です。そのためザガーロと作用機序が違うことや生え際・前頭部・頭頂部に関しても部位別の得意、不得意を補完的に働くため、併用治療は非常に有効です。
ミノキシジルの外用剤やミノキシジルタブレットとザガーロを併用して治療することをお勧めいたします。AGA治療多角的な治療が非常に有効です。
5α還元酵素阻害薬に対し過敏症の既往歴のある方、女性および妊婦、産婦、授乳婦、小児等、重症の肝障害のある患者(ザガーロは肝臓で主に代謝されます。そのため血中濃度が上昇する恐れがあるため)
ユナイテッドクリニック・ギガクリニックは薬剤の種類や用量が豊富なクリニックです。ザガーロは通販・個人輸入代行等では販売されていません。また国内の通販でも購入することはできません。
デュタステリド製剤として通販や個人輸入代行で入手可能ですが偽物・偽造品が多く混入することが知られていますのでユナイテッドクリニック・ギガクリニックなど医療機関での処方をお勧めいたします。
ユナイテッドクリニックは「ザガーロ」を日本で最初に紹介した多くの治療実績がある医療機関です。 初診料、再診料は無料です。自由診療で保険適応はなくお薬代のみのご負担となります。診察内容は問診と視診が中心です。「ザガーロ」の効能・効果、副作用、注意事項の説明の後、お薬を院内処方いたします。
ユナイテッドクリニック・ギガクリニックでは院内処方いたします。 ザガーロ処方のAGA治療はデリケートな疾患です。専門クリニックとして患者さまの負担軽減のためさまざまなプライバシーへの配慮を行っております。 各院とも駅から1分かからない立地でビル内のクリニックですが同じフロアに他店舗はございませんし、入り口も大通りに面さないよう配慮しております。駅からほとんど人目に付かずに来院できます。
追記)ユナイテッドクリニック・ギガクリニックに医療機関や雑誌『週刊ポスト』等からザガーロについての問い合わせや取材が多くありましたので、よくある質問をQ&Aにさせて頂きました。
「ザガーロ」(ZAGALLO)の効果や副作用・注意事項、薬価や処方価格・購入費用など、プロペシアとの違い・比較・併用・切り替え、ミノキシジルとの併用など添付文書やインタビューフォームには書かれていないこと疑問点などお話しいたします。(やや医療従事者向けといった内容にしています。)
Q.ザガーロ(ZAGALLO)とは何ですか?
A.日本でプロペシア(フィナステリド)に次いで発売される2番目の経口AGA治療薬です。プロペシアと同様に5α還元酵素阻害薬に分類されます。
医療機関ではユナイテッドクリニックが日本で最初にザガーロを紹介しました。当院のザガーロの治療実績は日本でトップクラスを誇ります。
Q.ザガーロの名前の由来を教えてください。
A.ザガーロ(ZAGALLO)の「Z」は究極などの意味があり、男性型脱毛症の「AGA」を示しています。
Q.ザガーロの発売日はいつでしょうか?
A.承認日は2015年9月28日で、発売日は2015年11月24日です。
Q.ザガーロの用法用量について教えてください。
ザガーロカプセルは1日1回服用します。
0.1mgカプセルと0.5mgカプセルがありますがザガーロ0.5mgカプセルが0.1mgカプセルよりも発毛効果が有意に高く、副作用発現率は同程度ですのでユナイテッドクリニック・ギガクリニックではザガーロ0.5mgカプセルの服用を推奨しています。
Q.ザガーロの処方価格・購入費用はどれぐらいでしょうか?
Aグラクソスミスクライン社(GSK)がプロペシアを意識した価格設定にするようです。プロペシア(フィナステリド)と同程度の処方価格・購入費用で入手することが出来ます。
AGAは自由診療ですので処方価格・購入費用はクリニックによって違います。ユナイテッドクリニック・ギガクリニックは東京で最安値を目指しているクリニックです。
Q.日本以外の販売国、海外での名前や承認年月日を教えてください。
A.男性型脱毛症(AGA)の治療薬としては韓国でアボダート(AVODART)の商品名で販売されています。2009年3月承認で用法用量はザガーロと同じで1日1回1カプセル(0.5mg)です。
デュタステリドは世界中で前立腺肥大症の治療薬として日本ではアボルブ(2009年承認)、AVODART、Duagen等の販売名で欧州を含む世界100か国以上で承認されています。
→前立腺肥大症、AGA治療薬として世界中で販売されています。
Q.ザガーロの作用機序はどのようなものでしょうか?
A.男性ホルモンは筋肉や骨格を発達させ、髪や体毛を濃くしますが、頭頂部や前頭部においては男性ホルモン感受性毛包が局在し、男性ホルモンの影響によって、逆に軟毛化現象を引き起こし、頭皮のミニチュア化が進行、毛周期の成長期が短縮します。この病態にはジヒドロテストステロン(DHT)が大きく関与しています。
ザガーロは、テストステロンをより活性の高いジヒドロテストステロン(DHT)へ変換する5α還元酵素のⅠ型、およびⅡ型を阻害することでDHT濃度をより効果的に低下させます。AGAに関連するDHT濃度が低下することで、毛包のミニチュア化が抑制されます。また毛周期(ヘアサイクル)の成長期を維持することから、毛髪を太く成長させます。
→ザガーロはAGAの原因物質DHTの産生を抑制し、毛包の活性を維持し、通常1年未満に低下するAGA患者のヘアサイクル(正常人は6年)を延長させ毛髪を成長させます。
Q.5α還元酵素は全身の主にどの部位に分布されていますか?
A.5α還元酵素には2種類あり、5α還元酵素(5AR)1型は、全身の皮膚及び皮脂腺に存在し、5AR2型は前立腺や髭、毛髪では前頭部毛包に局在すると言われています。
Q.5α還元酵素Ⅰ型・Ⅱ型とAGAの関係を教えてください。
A.男性型脱毛症(AGA)の病因には5α還元酵素(5AR)によりテストステロンから変換されるアンドロゲンであるジヒドロテストステロン(DHT)及び遺伝が関与します。5AR2型は、遺伝的な5AR2型欠損症ではAGAは見られないこと、5AR2型阻害薬であるフィナステリド(プロペシア)の臨床効果からAGAの関与が明確に示されています。
またAGA男性の脱毛部位の頭皮毛包には5AR2型のみでなく、5AR1型も発現しており、脱毛への関与が示唆されています。
男女ともにアンドロゲンレセプターの発現は後頭部より前頭部の毛包で30%ほど発現し5AR1型2型活性は前頭部の毛包で高い活性を示しています。また、前頭部及び後頭部における5AR1型の活性は5AR2型の4~5倍でした。
免疫化学組織法では、5AR1型及び2型は毛乳頭よりも毛根鞘外部に強い発現を示し、アンドロゲンの調節に関与していることが考えられています。
→男性ホルモンの影響は前頭部に見られやすいです。
Q.5α還元酵素Ⅰ型を抑制することのメリット・デメリットはどのようなものがありますか?
A.AGA男性の脱毛部位の頭皮毛包には5α還元酵素(5AR)2型のみでなく、5AR1型も発現しており、脱毛症への関与が示唆されています。AGAに対するメリットとしては、5AR1型及び2型の両方を阻害することで強力にDHT濃度を低下させるため、2型のみを阻害するフィナステリドと比較して治療効果の増加が期待できます。
一方、5AR1型は全身の皮膚、及び皮脂腺にも存在します。国際共同Ⅱ/Ⅲ相試験におけるザガーロとフィナステリドの比較において、副作用発現率は同程度でした。
Q.ザガーロには発毛や育毛の効果を評価した報告はありますか?
A.ザガーロの有効性を検討した主な臨床試験(国際共同第Ⅱ/Ⅲ相試験及び海外第Ⅱ相試験)の報告があり、発毛効果は毛髪数、育毛効果は非軟毛の太さで評価しています。当試験では発毛効果を評価した結果、プラセボと比べてザガーロ0.1mg及び0.5mgでは、毛髪数が有意に増加しました。
毛髪数のベースラインからの変化量(24週時)
また国際共同試験では、育毛効果についても評価しています。プラセボでは投与後に非軟毛の太さの合計がベースラインから減少したのに対し、ザガーロ0.1mg及び0.5mgではプラセボと比べ有意に増加しました。(P<0.001)なお、国内長期投与試験からザガーロ0.5mg/日の発毛効果及び育毛効果は、52週時においても持続することが確認されました。
毛髪の太さのベースラインからの変化量(24週時)
Q.ザガーロのAGAに対する効果は用量依存性ですか?
A.男性型脱毛症(AGA)を対象とした日本人症例を含む国際共同第Ⅱ/Ⅲ相試験において、主要評価項目とした24週時の毛髪数のベースラインからの変化量を見ると、ザガーロ(デュタステリド)群では用量依存性にベースラインからの増加が認められ、この結果は日本人部分集団においても同様に示されています。
また海外の第Ⅱ相臨床試験において、主要評価項目とした12週時、および24週時の毛髪数は、ザガーロ(デュタステリド)群では用量依存的なベースラインからの増加が認められています。(海外第Ⅱ相試験ではデュタステリド2.5mgまたはフィナステリド5mg投与が行われています。)
→ザガーロ2.5mgまでは用量依存性にAGAに対する効果に用量依存性が認められます。
Q.ザガーロ(デュタステリド)の頭頂部と前頭部への部位別効果をおしえてください。
A.男性型脱毛症(AGA)を対象とした日本人症例を含む国際共同第Ⅱ/Ⅲ相試験において副次的評価項目として設定された外部専門家委員会による写真評価スコアのベースラインからの変化を見ると、両試験共に、24週時における頭頂部及び前頭部のスコアはザガーロの0.1mg群、0.5mg群いずれの群でも、プラセボ群と比べて統計学的に優位な改善が認められています。
→ザガーロは頭頂部、前頭部ともに有意にAGAを改善させます。
Q.頭皮中の5α還元酵素1型2型はザガーロやフィナステリド(プロペシア)でどれぐらい阻害されるのですか?
A.頭皮中の5α還元酵素1型2型(5AR)の阻害のレベルを検討したデータはありません。間接的なデータですがザガーロを24週間投与した時の頭皮中のジヒドロテストステロン(DHT)の減少率はザガーロ0.1mg群で39.9%、ザガーロ0.5mg群で51.8%、フィナステリド5mg群で39.6%でした。
注)AGA治療で用いられるプロペシアの用量は0.2mgと1mgで5mgではありません。
Q.日本人における1年以上の長期試験のデータはありますか?
A.男性型脱毛症(AGA)を対象に、ザガーロ0.5mg/日を52週間投与した国内長期投与試験のデータがあります。
この試験では国際共同Ⅱ/Ⅲ相試験で24週間投与における安全性と有効性が示されたザガーロ0.5mgを、さらに長期の52週間投与において検討されています。
ザガーロ52週間投与時での安全性プロファイルはザガーロ24週間投与で評価を行った国際共同Ⅱ/Ⅲ相試験と同様でした。
また有効性については投与開始から52週時の毛髪数、硬毛数及び毛髪の太さの合計のベースラインからの変化量、外部専門家委員会の写真評価結果は、26週時と同程度の結果が得られ、発毛及び育毛は52週時においても維持されることが確認されました。
Norwood-Hamilton分類(AGA重症度分類)の変化においても改善が見られました。
Q.ザガーロを長期間投与した場合の安全性は?
A.日本人男性脱毛症(AGA)患者を対象に、ザガーロ0.5mg/日を52週間投与した国内長期投与試験の主な副作用はED(勃起不全)、リピドー減退、射精障害でした。多くの有害事象がザガーロ投与後182日までに出現し、試験中止に至った有害事象は認められませんでした。
ザガーロとしてではありませんが、より長期の報告では前立腺肥大症患者を対象とした4年間のデュタステリド(アボルブ)投与の報告があります。
Q.用法・用量に「通常0.1mgを1日1回」とありますが、0.1mgから開始しなければいけませんか?
A.臨床試験の結果からザガーロ0.1mgは男性の男性型脱毛症(AGA)の治療において有効性を示す最小有効量であると考えられており、毛髪量が少ないこと以外に身体的異常所見の見られない健康成人に投与した際の前立腺への影響や残余暴露期間を考慮し最小有効量である0.1mgを標準用量としています。
治療の選択肢として必要に応じて0.5mgから開始して頂くことも可能です。
Q.ザガーロ0.1mgと0.5mgの使い分けについて教えてください。
A.0.1mgと0.5mgの使いわけの基準は特に設けられていません。グラクソスミスクライン社としては通常0.1mgを標準用量として1日1回投与して頂き、患者さんと相談の上、必要に応じて0.5mgを1日1回投与することを選択肢としています。
ただしザガーロ0.1mgと0.5mgの副作用の発現頻度に差はなく、0.5mgの発毛効果が高いため、ユナイテッドクリニック・ギガクリニックだけでなく、ほとんどのクリニックで0.5mg/日を処方しています。
プロペシア1mgからの切り替えの場合は0.5mgを処方して下さい。(プロペシア1mgで満足する効果が得られない場合)
Q.AGAに対するザガーロとフィナステリドの効果を比較した文献はありますか?
A.男性型脱毛症(AGA)を対象にザガーロの有効性をプラセボ(偽薬)またはフィナステリドで比較した日本人症例を含む国際共同第Ⅱ/Ⅲ相試験では、主要項目である24週時の毛髪数の増加量において、ザガーロ0.1mg及び0.5mgのフィナステリド1mgの対する非劣性、ザガーロ0.5mgのフィナステリド1mgに対する優越性が示されています。
→ザガーロ0.1mgと0.5mgの発毛効果とザガーロ0.5mgがフィナステリド(プロペシア)1mgよりも統計学的に明らかに発毛・育毛効果が高いことが明らかになっています。(ザガーロ0.1mgとフィナステリド1mgがほぼ同等)
Q.AGAに対してフィナステリド(プロペシア)で効果不十分な場合にはザガーロで効果が期待できますか?
A.フィナステリド(プロペシア)1mg/日によっても効果が十分に得られなかった男性型脱毛症(AGA)の患者を対象とした試験では、フィナステリドからの切り替えでザガーロ0.5mg/日の6か月間投与により77%の改善率が示されました。
海外の臨床試験でフィナステリド1mg/日を少なくとも6か月間投与し効果不十分であった35例に対しザガーロ0.5mg/日を投与しています。
頭頂部及び前頭部の全体写真を用いて皮膚科専門医2名による有効性の評価を行ったところデュタステリド6か月間投与した31例のうち、24例(77%)が改善(軽度増加、中等度増加、または著明増加)しています。
不変 | 7例 |
軽度増加 | 17例 |
中等度増加 | 6例 |
著明増加 | 1例 |
→プロペシア1mgで効果不十分の場合、ザガーロ0.5mgへの切り替えで約80%の方に発毛効果が期待できます。
Q.ザガーロとプロペシア(フィナステリド)を併用するとAGAへの効果に期待できますか?
A.5α還元酵素(5AR)阻害薬は5ARを阻害し、AGAに関連するジヒドロテステステロン(DHT)の濃度を低下させることで、脱毛(抜け毛)の進行を予防します。
ザガーロは5AR1型、2型の両方を、プロペシア(フィナステリド)は2型を選択的に阻害することから両剤を併用した場合には単独投与と比較して薬理作用が高まることが考えられますが、ザガーロはDHTをほぼ完全に抑制することからプロペシア(フィナステリド)併用によるDHT抑制効果の影響は少ないと考えられます。
国際共同第Ⅱ/Ⅲ相試験の日本人データではザガーロ(デュタステリド)0.1及び0.5mg群の24週時の血清DHT濃度はベースライン値からそれぞれ83.6%及び90.9%減少しています。
→ザガーロとプロペシアの併用によるAGAへの発毛効果はあまり期待できません。
Q.ザガーロとプロペシア(フィナステリド)のDHT減少率の違いについて教えてください。
A.有意差検定は行われていませんが、男性型脱毛症(AGA)患者を対象とした国際共同第Ⅱ/Ⅲ相試験では、24週時の血清DHT濃度の減少率はフィナステリド1mg群よりも大きく、ザガーロ0.1mg群70.6%、0.5mg群86.4%、フィナステリド1mg群で69.5%であり、ザガーロ0.5mg群の減少率はフィナステリド1mg群の減少率よりも大きく、ザガーロ0.1mg群とフィナステリド1mg群とでは同程度でした。
またAGAの海外第Ⅱ相試験、前立腺肥大症患者を対象とした臨床試験、健康成人男性を対象とした海外文献報告でも同様の結果が報告されています。
男性型脱毛症患者における毛髪数、血清中および頭皮中DHT濃度のベースラインからの変化量の関係(24週時)海外データ
→ザガーロ0.5mgが最もAGAの原因であるDHTを減少させます。ザガーロ0.1mgとフィナステリド1mgの減少率が同程度です。
Q.ザガーロとミノキシジルとの併用データはありますか?
A.男性型脱毛症(AGA)を対象としたザガーロとミノキシジル併用投与の有効性・安全性を検討した文献はありませんが、 2017年版の男性型脱毛症ガイドラインにて、デュタステリドはフィナステリド・ミノキシジルと同じ推奨度であるA(行うよう強く勧める)を獲得しております。
フィナステリドとザガーロの主成分であるデュタステリドは作用機序が似通っており、フィナステリドとミノキシジル併用投与よりザガーロとミノキシジル併用による発毛・育毛効果が高いことが推測されます。
→理論上ザガーロとミノキシジルの併用でより高い発毛・育毛効果を得られることが予想される。
Q.ザガーロの主な副作用は何ですか?またその発現機序はわかっていますか?
A.日本人の男性型脱毛症(AGA)症例を含む国際共同第Ⅱ/Ⅲ相試験、及び国内長期試験(52週)では1%以上に見られた主な副作用は勃起不全(ED)、リピドー減退、精液量減少でした。
これらの副作用の発現機序は明らかにされていませんが5α還元酵素(5ARI)による5α還元酵素(5AR)の抑制及びテストステロンからジヒドロテストステロン(DHT)への変換に関連している可能性があります。
→ED、リピドー減退、精液量減少が知られていますがその原因ははっきりしていません。
Q.ザガーロの0.1mgと0.5mgで副作用の発現率に差がありますか?
A.男性型脱毛症(AGA)症例を含む国際共同第Ⅱ/Ⅲ相試験及び国内長期試験(52週)、海外第Ⅱ相試験の安全性評価の結果、各容量の有害事象の発現傾向は類似しており、用量依存性は認められませんでした。
→副作用に用量依存性はありません。
Q.副作用の発現時期はいつ頃が多いですか?
A.日本人男性脱毛症(AGA)患者を対象にした国内長期投与試験(52週間)において、2%以上で認められた有害事象の発現時期別(13週ごと)では多くの事象が182日間までに発現が見られました。
→副作用の発現時期は殆どが6か月以内に見られる。
Q.ザガーロとフィナステリドの副作用、特に性機能障害を比較した報告はありますか?
A.男性型脱毛症(AGA)患者を対象にザガーロまたはプロペシア(フィナステリド)を投与した臨床試験では、性機能関連のい有害事象としてリピドー減退、勃起不全(ED)、及び射精障害の評価を行っています。性機能障害関連のい副作用を含め、発現頻度、重症度等の安全性プロファイルはフィナステリドと類似していました。
→ザガーロの副作用はフィナステリドと類似している。
Q.他の薬剤との相互作用を教えてください。
A.ザガーロは主として代謝酵素チトクロームP450(CYP3A4)で代謝されるため、リトナビル等のCYP3A4阻害作用との併用はザガーロの血中濃度が上昇する可能性があることから併用注意です。
また薬物相互作用試験において相互作用が認められた薬剤はありませんが、前立腺肥大症(BPH)患者を対象としたデュタステリド(アボルブ)の海外臨床試験において、主にCYP3A4で代謝されるカルシウム拮抗薬との併用により、デュタステリド(アボルブ)のクリアランスが低下したとの報告があります。
Q.「肝機能障害のある患者」が慎重投与になって背景を教えてください。
A.ザガーロは主に肝臓で代謝され、定常状態における半減期が約3~5週間であるため肝機能障害のある患者に投与する場合には注意が必要です。なお、肝機能障害のある患者にザガーロを投与した場合の薬物動態は検討されていません。
Q.ザガーロを服用中は前立腺肥大症でなくても前立腺は小さくなりますか?
A.ザガーロの男性型脱毛症(AGA)患者対象とした臨床試験では、前立腺体積に及ぼす影響について検討されていないため不明です。デュタステリド(アボルブ)は日本人の前立腺肥大症(BPH)患者において前立腺体積の減少が確認されています。
Q.実際にザガーロを服用した患者でパートナーが妊娠したケースはありますか?
A.男性型脱毛症を対象とした4試験においてザガーロを投与された男性被験者の女性パートナーの妊娠が12例報告されています。非臨床試験(アカゲザル)の検討結果より妊娠中のパートナーが精液を介してデュタステリドに暴露しても男児の外性器異常を引き起こす可能性は低いと考えられます。
国際共同第Ⅱ/Ⅲ相試験・・・7例
0.02mg 5例 | 健康女児3例、健康男児1例、性別不詳の生児1例 |
0.1mg 1例 | 性別不詳の生児1例 |
0.5mg 1例 | 同意撤回のため不明 |
海外第Ⅱ相試験・・・4例
0.5mg 1例 | 健康男児2例 |
2.5mg 2例 | 健康女児1例、健康男児1例 |
海外第Ⅲ相試験
0.5mg1例 | 人工中絶 |
Q.パートナーが妊娠を希望しているAGA男性への投与は控えた方が良いですか?
A.ザガーロ0.5mg/日を服用している男性から、精液を介してパートナーの女性が暴露するザガーロの量は、前臨床試験において、アカゲザルの雄胎児の外性器に影響を及ぼさなかったと確認された用量よりも大幅に少ないことが確認されています。
しかしながら精液を介してザガーロの女性への暴露を避けるためザガーロを服用している男性は、コンドームを使用するようにしてください。よって、パートナーが妊娠を希望されているAGA男性へのザガーロの投与はお勧めできません。
Q.精子減少症で不妊治療をしている男性にザガーロを投与しても治療に影響はないですか?
A.日本人男性の男性型脱毛症(AGA)患者で、ザガーロの精液特性に及ぼす影響が個々の患者の受胎能に対し、どのような臨床的な意義を持つかは不明です。
健康成人男性を対象とした海外第1相試験において、ザガーロ0.5mg群27例の精液特性に対する影響を、52週間の投与期間及び投与後24週間追跡期間を通じて評価したところ、すべての精液パラメータの平均値は正常範囲内であり、事前に規定した臨床的な重要な変動(30%)に至っていません。
しかし臨床的な意義は不明であるものの、精子数の減少が認められる症例も存在することから、精子減少症で不妊治療期間中の男性へのザガーロの服用はお勧めできません。
Q.ザガーロが投与中止後に完全に体内から排出されるまでの期間はどれぐらいですか?
A.男性型脱毛症の男性患者を対象とした海外第Ⅱ相試験において、ザガーロ0.1及び0.5mgを24週間反復投与したとき、血清薬物濃度はそれぞれ最終投与後12週および20週で定量下限(0.1ng/ml)未満でした。
Q.ザガーロ投与中止後におけるDHTの回復期間はどれぐらいですか?
A.男性型脱毛症の男性患者を対象とした海外代Ⅱ相試験において、ザガーロ0.1および0.5mgを24週間反復投与したとき、血清中ジヒドロテストステロン濃度は最終12週時でザガーロ0.1mg/日投与群で投与前と同程度まで0.5mg/日投与群では投与前値の-22.6%まで低下しました。デュタステリド0.5mgを6か月間服用した場合の半減期は3.4±1.2週間でした
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