レビトラ

ED治療薬レビトラ詳細

ED治療薬レビトラ詳細
薬剤名 レビトラ
製薬会社 バイエル薬品
有効成分 バルデナフィル
薬剤画像 レビトラ
用量 10mg・20mg
効果が出るまでの時間 15分~30分
効果持続時間 5~8時間
食事の影響 受ける
主な副作用 顔の火照り・目の充血・頭痛・動悸・鼻詰まり・視野が青色調に見える
薬剤の特徴 バイアグラと類似
効果が出るのが早く硬さが出やすい薬剤
デメリット バイアグラ、シアリスより禁忌薬が多い
65歳以上は20mgが適応外

レビトラバルデナフィル Vardenafiil)

レビトラ

1998年のバイアグラの発売以降、ED治療薬は実績を積み重ねビックデータを基に安全な薬剤として市民権を得るようになりました。
またED治療薬は現在肺動脈性高血圧症や前立腺肥大症など他疾患の治療にも用いられるようになりました。
レビトラの知名度はバイアグラに及びませんが、バイアグラよりも即効性があり、持続時間1~2時間が長い、バイアグラ・シアリスに次いで世界で3番目に処方されているED治療薬です。

ユナイテッドクリニック・ギガクリニック各院では皆様にED治療薬を安心して服用していただけるよう、また皆様のQOL(Quality of Life 生活の質)を改善できるようより心がけていきます。

レビトラとは

日本ではバイアグラが1993年に発売され10年間市場を独占していましたが2番目に製造販売されたED治療薬レビトラは日本国内で2004年に認可されました。主成分は「バルデナフィル」です。
バイエル社の製造販売するED治療薬でバイアグラに比べ即効性があること、持続時間が1~2時間長いことが特徴です。レビトラもバイアグラ同様、即効性のED治療薬でバイアグラに類似している薬剤といった感じでしょう。

レビトラ

勃起の硬さが不足すると感度が上昇し早漏になることが知られています。ED治療薬は硬さが増すために早漏の改善効果があることが知られていますがレビトラはバイアグラ、シアリスと比較して有意に早漏改善効果があることが知られています。ED治療薬は勃起の維持を容易にするため、早漏の改善効果もあるとされていますが、やはりその効果は近年発売された早漏治療薬ダポキセチン(プリリジ―等)には及びません。一部の方で射精時間を延長するといった感じです。

レビトラの効果

  • 通常量は10㎎。
  • アバナフィルに次いで即効性があります。
  • 20㎎まで増量でき、バイアグラ同様のED改善効果が期待できます。
  • 65歳以上の方にレビトラ20㎎錠の適応はありません。
  • レビトラは併用禁忌薬が多く、透析中の方はレビトラを服用することができません。
  • 射精時間を延長する効果が知られています。(注)全員に効果があるわけではありません。

シアリスはアンチエイジング効果が認められています。またバイアグラ・シアリスは肺動脈高血圧症の薬剤として承認されたりしていますが、レビトラはED薬としてのみ承認されています。レビトラはED治療に特化した薬剤です。

内服後10~30分程度で効きはじめ、服用45分後に効果のピークを迎え、服用後約5~8時間効果が持続します。服用したからといって性的な興奮がないと勃起しません。また刺激がなくなれば元に戻ります。ED治療薬には精液を作る作用、性欲増進作用はありませんのでご注意ください。また性感染症(STD)の予防効果もありませんので必要な場合は対策をとるようにしてください。

レビトラはアバナフィルに次いで2番目に即効性があるED薬です。また日本ではレビトラは20㎎錠まで増量できます。バイアグラ同様の強さ(硬度)や射精時間を延長する効果が期待できますが、65歳以上の方ではレビトラ20㎎の適応がありません。そのため65歳以上でしっかりとしたED治療が必要な方にはバイアグラやシアリスが治療の選択肢となります。60代以上で進行したEDの方にはレビトラ10㎎錠によるED治療よりもシアリス20㎎錠や日本以外のバイアグラ100㎎錠の方がED改善効果が期待できるでしょう。

レビトラは20㎎錠で射精時間を延長する効果が知られていますが、ED・早漏合併例では必ずダポキセチンを併用する必要があります。バイアグラが早漏治療薬ダポキセチン(プリリジ―等)と服用するタイミングが同じで早漏治療薬との相性が良く、併用することで高い治療効果が期待できます。そのためEDと早漏両方でお悩みの方にはバイアグラとダポキセチンの併用が人気です。日本にはありませんが海外ではバイアグラとダポキセチンの合剤がいくつか発売されています。

レビトラの飲み方・服用方法

レビトラ10mg、20mg

レビトラの通常量は10㎎の製剤です。
20㎎錠は10㎎錠で弱かった方や糖尿病など動脈硬化が強い器質性EDなどのED症状の強い方が服用します。但しレビトラ20㎎錠は65歳以上の方には適応がありません。

レビトラはバイアグラより即効性があり、持続時間が長く、食事・アルコールの影響をある程度受ける薬剤です。初めての服用や万全を期す場合は空腹でのレビトラの服用をお勧めいたします。また服用前は油分の多い食事は避けるようにしてください。食事をする場合はまずレビトラを服用して体内に吸収させた後に食事を摂取するようにしてください。やむを得ず食後に服用する場合はなるべく油ものは控えて、摂取量も控えめにし、2時間くらいあけてから服用するようにしてください。
また少量のアルコールはリラックス効果により性欲増進作用がありますが、アルコールはEDを引き起こす可能性がありますのでご注意ください。

レビトラの副作用

  • 顔の火照り感
  • 目の充血
  • 頭痛
  • 動悸
  • 鼻づまり
  • 視野が青色調に見える

上記のようなものが知られておりますが薬の効果がきれると自然と症状は治まりますのでご安心ください。
PDE-5阻害剤の副作用はバイアグラ、レビトラ、シアリスで頻度の違いはありますが、どの薬剤も同様の副症が見られます。レビトラはバイアグラより副作用の頻度が少なめです。
もともとレビトラ等は血管拡張剤ですのでレビトラの効果が現れると同時に「顔のほてり」、「目の充血」などが多くの方に見られますがこれらは効果発現のサインと思っていただくと良いと思います。「頭痛」、「動悸」も知られています。これらの副作用は飲酒の時の症状をイメージしていただくとわかりやすいでしょう。
また薬の効果が消失するころに「鼻詰まり」、「目の奥の痛み」や光が過敏ななり視野や青色調に変化して見えたりすることもあります。頭痛が気になる時は「ロキソニン」等を服用してください。
ご不明な点、ご心配な点は遠慮なく担当医師にご相談ください。

レビトラを服用してはいけない方(禁忌)

レビトラやアバナフィルはED治療薬の中では併用禁忌薬や服用できない方が多い薬剤ですので必ず確認してください。

以下に該当される方はレビトラ錠の服用はできません。

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往がある患者
  • 硝酸薬あるいは一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルヒド等)を投与中の患者
  • 心血管系障害を有するなど性行為が不適当と考えられる患者。不安定狭心症のある患者
  • 重度の肝障害のある患者
  • 血液透析が必要な腎障害、低血圧の患者(血圧90/50mmHg以下)または治療による管理がなされていない高血圧の患者(安静時収縮期血圧170mmHg以上または安静時収縮期100mmHg以上
  • 脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴が6カ月以内にある患者
  • 網膜色素変性症患者(網膜色素変性症の患者にはホスホジエステラーゼの遺伝的障害をもつ症例が少数認められる。)
  • 先天性QT延長患者(QT延長症候群)、クラスⅠA(キニジン,プロカインアミド等)又はクラスⅢ(アミオダロン,ソタロール等)の抗不整脈薬を投与中の患者
  • 抗HIV薬(リトナビル,インジナビル、アタザナビル、サキナビル、サキナビルメシル酸塩、ホスアンプレナビル、ロピナビル、リトナビル、ダルナビル)を投与中の患者
  • ケトコナゾール、イトラコナゾールを投与中の患者
    透析中の方はレビトラのみ服用することができません。(バイアグラ、シアリスは可)

ご本人がED治療薬を服用してはいけないと勘違いしている方も時々いらっしゃいます。服用可能かどうか御不明な点は気軽に医師に御相談ください。

レビトラと併用してはいけない薬(併用禁忌)

レビトラと併用すると危険をもたらす薬があります。主に狭心症、心筋梗塞で硝酸剤やニトログリセリンを服用している方、慢性血栓塞栓性高血圧症で治療中の方が問題になります。レビトラのみ抗HIV薬、抗真菌薬(内服)、抗不整脈薬の一部を服用中の方もレビトラを服用できません。
服用中の薬剤がある方は必ずお薬手帳など持参して頂き、今服用中の薬剤が分かるようにしてから御来院ください。

レビトラの通販・個人輸入での偽造品について

レビトラ

通販や個人輸入などや医師の処方ではない他人にもらったレビトラ等を服用することは危険です。60%が偽造品であることが明らかになっています。これは製薬会社の問題ではなく流通の際に偽造品が混入するためです。偽造品は効果がないだけでなく、健康に害を及ぼす可能性があります。特にシアリスの偽造品は死亡事故報告があります。
きちんとした流通路で正規の薬剤を入手できればいいのですが患者さま個人ではきちんとした流通路をもつ輸入代行業者の選別は困難です。偽造品は近年、非常に精巧にできているため見た目での判別は非常に困難です。
ユナイテッドクリニック・ギガクリニック各院ではきちんとした流通路をもつ医療機関で薬剤の処方を受けることをお勧めいたします。

レビトラについて

Q レビトラとは?

A ドイツに本社を持つバイエルという製薬会社が作った世界で2番目のED治療薬です。有効成分はバルデナフィルです。


Q レビトラの副作用には何がありますか?

A 約3割の方に顔の火照り、目の充血、鼻づまり、頭痛が表れます。その他稀に動悸、色覚変化が出ることがあります。いずれも一時的なものであり時間経過につれて薬効と共に薄れていきます。


Q レビトラは薬局で買えますか?

A レビトラは処方箋医薬品になるため、薬局では販売されていません。
必ず病院や専門のクリニックで医師に処方してもらう必要があります。


Q レビトラ10㎎と20㎎違いは何ですか?

A 含まれている主成分バルデナフィルの用量の違いです。10mg、20mgどちらであっても、 服用後は次回の服用まで24時間の間隔を空ける必要があります。1日に連続して服用することはできません。


Q レビトラの服用時に注意することはありますか?

A レビトラはグレープフルーツジュースと一緒に服用するのはやめてください。
有効成分を分解する体内酵素の働きが弱まり、思わぬ副作用が起こる可能性がございます。
レビトラは食事の影響を受けにくいとされていますが、空腹時が一番効果が期待できます。
水、またはぬるま湯で服用しましょう。


Q レビトラは製造中止されているのですか?

A レビトラの販売元であるドイツの製薬会社・バイエル薬品は、2021年10月にレビトラの販売中止を 発表しました。レビトラ10mgは2022年3月、レビトラ20mgは2022年1月の出荷を最後に終了となりました。
副作用などに問題があったからではないか?と心配される方もいらっしゃいますが、 そのようなことではありませんのでご安心ください。現在はレビトラジェネリックとして 同じ主成分、効果、効能であり供給が安定しているバルデナフィルがあります。


Q お酒を飲む前や後でも服用できますか?

A レビトラを服用するときに、アルコールを飲んでいても良いとされていますが、 過度の飲酒は十分に効果が出ないことがあるので注意が必要です。
また、レビトラは食事の影響は受けづらいとされていますが、空腹時に服用するのが一番効果が期待できます。


Q レビトラとレビトラジェネリックは同じ成分なのに価格差があるのはなぜですか?

A ジェネリック医薬品は先発医薬品に比べて開発費用が抑えられ、価格が安くなります。
レビトラジェネリック(バルデナフィル)も同様の理由から価格差が生じます。


Q レビトラは硬さがしっかりとでますか?

A レビトラ20㎎錠はしっかりとした硬さがでやすいED治療薬です。当院では同じ主成分、効果、効能であるレビトラジェネリック20㎎が人気があります。


Q レビトラとレビトラジェネリックはどこが違いますか?

A 有効成分はいずれもバルデナフィルであり、同等の効果・効能があります。剤型や大きさ、添加剤が異なる場合があります。


レビトラを動画で解説

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