ED治療薬バイアグラ詳細 | |||
---|---|---|---|
薬剤名 | バイアグラ | ||
製薬会社 | ファイザー社 | ||
有効成分 | シルデナフィル | ||
薬剤画像 | ![]() |
||
用量 | 25mg・50mg・(100mg) | ||
効果が出るまでの時間 | 30分~1時間 | ||
効果持続時間 | 3~6時間 | ||
食事の影響 | 受ける | ||
主な副作用 | 顔の火照り・目の充血・頭痛・動悸・鼻詰まり・視野が青色調に見える | ||
薬剤の特徴 | 世界で処方実績最多で安心感が有り、非常に人気 | ||
デメリット | レビトラ、シアリスより効果時間が短い |
1998年のバイアグラの発売以降、ED治療薬は実績を積み重ね、ビックデータを基に安全な薬剤として市民権を得るようになりました。またED治療薬は現在肺動脈性高血圧症や前立腺肥大症など他疾患の治療にも用いられるようになりました。ユナイテッドクリニック上野・新橋・新宿・東京・大宮・名古屋・京都・福岡博多ではでは皆様にED治療薬を安心して服用していただけるよう、また皆様のQOL(Quality of Life 生活の質)を改善できるようより心がけていきます。
バイアグラは、勃起不全の改善を目的としたED治療薬です。1998年に米国の製薬会社・ファイザーによって販売が開始され、日本でも医薬品として承認を受けています。
バイアグラは、服用することで海綿体への血流が促され、勃起させる医薬品です。性欲を増進させる効果はありません。バイアグラは他のED治療薬に比べて勃起力が強いのが特徴です。
バイアグラを服用して効果が出るまでの時間は30分~1時間程度で、効果が持続するのは3~5時間ほどです。バイアグラは性行為の1時間前が適正な服用タイミングとされています。
バイアグラの副作用には、血管拡張によるほてりや、頭痛、消化不良・腹痛や視覚症状などが挙げられます。こうした副作用があらわれた際は、一旦性行為を止めて症状が落ちつくまで休みましょう。
25㎎製剤と50㎎製剤がありますが通常量は50㎎の製剤を服用します。海外では100㎎まで服用しています。(日本のみ50㎎まで承認されていますが日本以外のすべての国は100㎎まで承認されています。)25㎎製剤は健康状態に問題のある方や65歳以上の方に初期投与することが殆どです。
添付文書上では「性行為の1時間前に服用すること」となっていますが個人差があります。実際は服用後30分から1時間で効果が現れます。バイアグラの効果は3~6時間程度持続します。勃起の効果は性的刺激に反応して起こります。服用したからといって性的な興奮がないと勃起しません。また刺激がなくなれば元に戻ります。初めて服用される方は「効果がある時間は勝手にずっと勃起しているのでは」と思われる方が多いようですがそのようなことはありませんのでご安心ください。ED治療薬には精液を作る作用、性欲増進作用はありませんのでご注意ください。また性感染症(STD)の予防効果もありませんので必要な場合は対策をとるようにしてください。
近年、年間ではシアリスが最も処方されていますが、累計ではバイアグラは最も世界で服用されているED治療薬です。日本以外の国ではバイアグラ100mg錠が主流ですのでバイアグラ100mgとシアリス20mgが世界で多く処方されているED治療薬といえます。バイアグラは多くの処方実績により高い安全性や効果が証明されています。
またバイアグラ(シルデナフィル)は早漏治療薬ダポキセチン(プリリジー等)と服用のタイミングが同じです。そのためED・早漏合併例ではバイアグラとダポキセチンで治療することが多く、この組み合わせがED・早漏治療のスタンダードとなっています。シルデナフィルとダポキセチンの合剤が多く存在しているのはそのためです。
ED治療薬はすべて食事の影響を受けます。バイアグラも食事やアルコールの影響を受けやすい薬剤ですので、なるべく空腹で服用するようにしてください。空腹であれば30分程度で効果が見られます。お腹に食物が残っている状態で服用すると薬剤の吸収が悪化したり、遅延したりするため、効果発現が遅延したり、十分な効果が得られません。どうしても食事をする場合には空腹時にバイアグラを服用しバイアグラを体内に吸収させてから食事をすると影響が少なく済みます。やむを得ず食後に服用する場合にはなるべく油ものを控えること、食後2~3時間ほど間をあけてから服用するようにしてください。
また少量のアルコールはリラックス効果により性欲増進作用がありますが、アルコールはEDを引き起こす可能性がありますのでご注意ください。
バイアグラに限らず、ED治療薬を服用すると顔のほてりや目の充血・鼻づまりといった副作用が表れることがあります。ED治療薬の副作用はアルコールを摂取したときのことをイメージしてください。アルコールを摂取するとアルコールの作用により血管が拡張され、顔の血管の場合「ほてり」、目の血管の場合「目の充血」が出ますが、ED治療薬も同様です。ED治療薬はすべて陰茎の血管を拡張させて陰茎の血流を増加させることによりEDを改善させますが、やはり他の部位の血管も拡張させます。ED治療薬が顔の血管をさせると、「ほてり」、目の血管を拡張させると「目の充血」等が出ます。作用時間も一時的なものです。ED治療薬服用の70%でこれらの症状は見られません。
わかりやすくいうとアルコール摂取後しばらくするとポーッとほてりますが、ED薬服用後も同様で服用後しばらくするとポーッとほてりが出てきます。アルコールがぬけていくとほてりが治まるようにED薬もほてりが治まります。そのためED治療薬の選び方は副作用を気にして選ぶのではなく、自身の「ライフスタイルに合ったED治療薬」を服用することをお勧めいたします。その中でもバイアグラは、6~7割の方が副作用を発症せずに服用いただけますし、バイアグラ及びバイアグラジェネリックの処方率はED治療薬全体の40%を占めるなど、高いED改善効果を誇るため根強いファンが多いです。世界中で「ED治療の標準薬」としての地位を保っている優れた治療薬ですので、ぜひ1度は服用してみることをお勧めいたします。
以下に該当される方はバイアグラ錠の服用はできません。
ご本人がED治療薬を服用してはいけないと勘違いしている方も時々いらっしゃいます。服用可能かどうか御不明な点は気軽に医師に御相談ください。
バイアグラと併用すると危険をもたらす薬があります。主に狭心症、心筋梗塞で硝酸剤やニトログリセリン、不整脈でアミオダロンを服用している方、慢性血栓塞栓性高血圧症で治療中の方が問題になります。
服用中の薬剤がある方は必ずお薬手帳など持参して頂き、今服用中の薬剤が分かるようにしてから御来院ください。
通販や個人輸入などや医師の処方ではない他人にもらったバイアグラ等を服用することは危険です。60%が偽造品であることが明らかになっています。これは製薬会社の問題ではなく流通の際に偽造品が混入するためです。偽造品は効果がないだけでなく、健康に害を及ぼす可能性があります。特にシアリスの偽造品は死亡事故報告があります。
きちんとした流通路で正規の薬剤を入手できればいいのですが患者さま個人ではきちんとした流通路をもつ輸入代行業者の選別は困難です。偽造品は近年、非常に精巧にできているため見た目での判別は非常に困難です。
ユナイテッドクリニック上野・新橋・新宿・東京・大宮・名古屋・京都・福岡博多ではきちんとした流通路をもつ医療機関で薬剤の処方を受けることをお勧めいたします。
A バイアグラはヴィアトリス製薬(旧:ファイザー社)が製造・販売しているED治療薬です。主成分はシルデナフィルです。
A 諸説ありますが、インドのアーグラのムガル帝国皇帝シャー・ジャハーンという方が正室・側室があわせて10人以上いたといわれ、子供も20人前後という精力的な人物で、その王と町の名前とあわせてアーグラから変化してバイアグラとつけられたと言われています。
A 1998年3月にアメリカ食品医薬品局の認可を取得し、アメリカ合衆国で発売されました。
A 主な副作用は顔の火照り、目の充血、鼻づまり、頭痛です。その他稀に動悸、色覚変化もございますが、いずれも一時的なものであり時間経過につれて薬効と共に薄れていきます。
A バイアグラは処方箋医薬品のため、薬局では販売されていません。病院や専門のクリニックで医師に処方してもらう必要があります。
A バイアグラ服用後は次回服用まで24時間空ける必要がありますが、連日の服用は問題ありません。
A バイアグラの用量には25mg錠、50mg錠、100mg錠の三種類があります。
アメリカ、ヨーロッパ諸国をはじめ、アジア圏のほとんどでは100mg錠の服用が標準治療です。
A バイアグラに限らず、ED治療薬は食後もしくはお酒を飲んだ後に服用すると十分な効果が得られない場合があります。また飲み始めは効果に効きムラがある事が知られていますので、1錠のみで判断せず複数回お試しください。
A バイアグラ100mg錠の副作用は25mg錠、50mg錠と同様です。顔のほてり、目の充血などが主な副作用で、アルコール摂取時によくたとえられます。
A 通販サイトなどの個人輸入代行は偽装品が紛れ込む恐れがあり危険が伴います。
また既往歴によってはED治療薬を服用出来ない方もおられますので、必ず病院や専門のクリニックで医師に処方してもらう必要があります。