キッセイ薬品のバイアグラジェネリック

キッセイ薬品のバイアグラジェネリック

【シルデナフィル錠25mgⅥ「キッセイ」】と【シルデナフィル錠50mgⅥ「キッセイ」】はED(勃起不全)治療薬として2014年9月19日に発売されたバイアグラのジェネリックです。製造はキッセイ薬品工業が行っており、円形で先発品のバイアグラと同じ青色の錠剤が特徴です。

*バイアグラジェネリックは各社から販売されています。ユナイテッドクリニックでは東和薬品やテバ社等のバイアグラジェネリックを処方していますが、各院によって取り扱いのバイアグラジェネリックが違う場合もございます。ただどのメーカーのバイアグラジェネリックその効果はすべて同じですので安心して服用してください。

キッセイ薬品工業

長野県松本市芳野に本社を置く医薬品メーカーで、1991年に東京証券取引所第1部に上場しています。1946年に株式会社橘生科学研究所として創業し、神経系・循環器系の医療機関向け医薬品を主とする製薬メーカーです。1964年に現在の社名である、「キッセイ薬品工業株式会社」となりました。近年は、ヘルスケア事業を中心にたんぱく質を調整した無洗米の販売も始め、医療用食品事業にも参入しています。

シルデナフィル50mgⅥ「キッセイ」

シルデナフィル錠50mg「キッセイ」は、ファイザー製薬から製造されていバイアグラと同じ青色で、丸形の錠剤です。主成分はファイザー製バイアグラと同じシルデナフィルクエン酸塩となりますので、効果や副作用もファイザー製バイアグラと同一となります。キッセイ薬品工業のジェネリックは形こそ違えど、成分は先発品のファイザー製バイアグラと同じ医薬品です。有効成分シルデナフィルの含有量は同じで添加物に乳糖水和物が入っているか、いないかだけの差になります。詳しくは下記の表をご確認ください。

バイアグラ比較表

先ほどもお話したようにファイザー製のバイアグラとキッセイ薬品工業のシルデナフィル錠はほぼ同じ医薬品です。『ジェネリックは効果が出にくい』、『バイアグラは効果あったけど、ジェネリックだと効きが弱い』というようなご意見もありますが、ジェネリックとして認可・承認されるためには世界共通の基準があり、先発品であるバイアグラと生物学的同等性を認められて初めて認可されます。そのため効果に違いがある場合は、体調や食事の影響、心因的な要因が殆どです。バイアグラと見た目が違うので「効かないかも」と思いながら服用すると心因的な要因で勃起に悪影響を及ぼしますが、キッセイ薬品工業のジェネリックの場合、有効成分は同じで錠剤の色も同じなので、ジェネリックの使用を避けてきた方でも効果を感じやすいでしょう。また、「錠剤の色が同じ青色で、成分もほぼ同じ」ということを意識して飲むことで、より違和感なく効果を感じられると思います。

シルデナフィルについて

もともとシルデナフィルは1990年代に狭心症の治療薬として研究・開発が始まりました。第1相臨床試験では、狭心症に対する治療効果は捗々しいものとは言えず、試験が中止となりましたが被験者が余剰分の試験薬の返却を渋ったことから、その理由を確認したところ僅かではあるが陰茎の勃起を促進する効果が認められました。この効果を適応症として販売されることとなり、1998年にアメリカで販売が開始され、販売直後からマスコミやインターネットなどで『夢の薬』『画期的な新薬』と騒がれました。

個人輸入代行業者によって、日本にも多く輸入されました。同年6月頃より、狭心症を患ってニトログリセリンなどの硝酸塩薬を服用していた人が個人輸入を行い服用後に性行為を行った直後、心停止に陥り死亡する事例が日本で数件発生しました。安全性を図るべく医師の診断・処方箋が必要となる医療用医薬品として正規販売する運びとなり、厚生省は併用禁忌により副作用死抑制の観点もあり、ファイザー社は三段階ある臨床試験のうち最終段階の試験をせずアメリカでのデータを用いるスピード審査を敢行し、1999年の1月25日に製造の承認、3月23日より医療機関向けに販売されました。

2014年には日本での特許が満了を迎え、バイアグラジェネリックが販売されました。日本では厚生労働省の販売承認を得たのは10社ですが韓国では40社以上が承認を得て販売しています。キッセイ薬品工業の【シルデナフィル錠25mgⅥ「キッセイ」】と【シルデナフィル錠50mgⅥ「キッセイ」】は2014年9月19日に発売されました。

シルデナフィル50mgⅥ「キッセイ」の効果

男性は性的な刺激を受けると脳から神経を通り一酸化窒素が放出され、ペニスのcGMP(環状グアノシン一リン酸)という海綿体の筋肉を弛緩し血管を拡張させる物質が増えます。血管が拡張されることにより海綿体に血液が流れ込みペニスが勃起をするという仕組みです。射精などを行い性的興奮が収まるとcGMPを壊すPDE-5(ホスホジエステラー5)という酵素により広がった海綿体の血管が収縮し勃起が収まります。EDの男性の場合、血管拡張作用のあるcGMPが加齢によって少なくなったり、メンタル的な要因で出づらくなってしまうとcGMPは減少しているのに、PDE-5は以前と同じ量が分泌されているので、PDE-5の量が多くなりペニスが勃起し辛くなります。シルデナフィル50mgⅥ「キッセイ」を服用することで、血管収縮作用のあるPDE-5を阻害し血管を拡張することでペニスの海綿体に血流が流れ込み勃起を促します。服用後は常に勃起をしているというわけではありません。

ED薬特徴

*バイアグラの特徴 キッセイ薬品のバイアグラジェネリックも同等

性的興奮や性的刺激を感じた際に勃起を促すという効果なので、バイアグラ・バイアグラジェネリックを服用したからといって常に勃起をしていると事ではないのでご安心ください。
また、バイアグラは俗にいう妙薬や精力剤やなどとは異なるので、性的な興奮を増大させるようなものではありません。

シルデナフィル50mgⅥ「キッセイ」の服用方法

シルデナフィル50mgⅥ「キッセイ」は性行為の30~1時間前に服用してください。服用してから1時間~1時間30分くらいがもっとも効果が高くなります。バイアグラやバイアグラジェネリックは食事やアルコールの影響を受けやすいED薬なので、基本的に空腹時に服用するようにしてください。食事をしてから服用する場合は、油っこいものは避けあっさりした食事にし、食後3時間後に服用するようにしてください。アルコールは少量であればリラックス効果もあるのですが、一定以上摂取してしまうと逆にバイアグラの効果が全く出なくなってしまうので、アルコールの摂取量には気を付けるようにしてください。

シルデナフィル50mgⅥ「キッセイ」の副作用

火照り、頭痛など

成分がほぼ同じということもあり、シルデナフィル50mgⅥ「キッセイ」の副作用はバイアグラと同じです。承認時の国内臨床試験157例において、65例(41.40%)に副作用又は臨床検査異常値が認められました。主な副作用又は臨床検査値異常は、ほてり17例(10.83%)、頭痛17例(10.83%)、CK(CPK)増加9例(5.73%)などです。バイアグラ・バイアグラジェネリックを服用後に「目の充血」、「顔のほてり」を大半の方が感じられると思いますが、これはバイアグラを服用したことにより血管の拡張が起こるために現れる副作用です。薬の効果が弱まるにつれて治まっていきますので、あまり心配する必要はありません。その他の副作用として、「頭痛」、「鼻づまり」、「動悸」などもあります。どの症状も目の充血などと同じく薬の効果が弱まるにつれ治まっていきますが、気になる場合は処方されたクリニックなどに相談をするとよいでしょう。

青視症

極めて稀な副作用として「青視症」が現れる場合があります。青視症は物や景色が青っぽく見えたり、光がチカチカすると言った視覚障害です。バイアグラは錠剤が青いから飲むと物や景色が青く見えると言った事を言う方もいますが、錠剤の色が関係しているわけではありません。バイアグラを服用するとPDE-5を阻害することで血管を拡張し血流を改善させる効果があります。目の網膜にはPDE-5に良く似た「PDE-6」という酵素が存在しています。このPDE-6は網膜の視細胞に多く含まれ、目が光を受けたことを脳に伝えるという役割を果たしています。本来であればPDE5を阻害薬であるバイアグラが、PDE-5の存在しない網膜に作用することはないのですが、バイアグラは実際にはPDE-1~PDE-11の酵素もある程度阻害してしまうためこの症状が起きる場合があります。バイアグラが網膜のPDE-6に作用する割合はPDE-5に作用する本来の薬効の10分の1程度と言われていますので、青視症の副作用が現れる可能性は極めて稀です。また、青視症がの副作用が現れてしまった場合でも、時間の経過とともに後遺症なく改善しますが、青視症の副作用が現れた場合、車の運転は避け、症状が改善するまで休むようにしましょう。

併用禁忌

処方されている薬や病気によってはバイアグラを処方出来ない場合があります。ニトログリセリンなどの硝酸薬を使用している方、重度の肝機能障害のある方などは、バイアグラを処方する事は出来ません。特に硝酸薬を使用している方は、血圧が危険なレベルまで下がり、重篤な障害が起きるケースもあります。また抗不整脈薬のアミオダロンを服用している方も服用できません。病気や使用している薬がある場合は、医師に病名を伝えお薬手帳などを持参して診察を受けるようにしましょう。添付文書やインタビューフォームなどを参照されてもいいかもしれません。

シルデナフィル処方

キッセイ薬品のバイアグラジェネリック以外も多く販売されていますが、バイアグラと一番違う点は価格の安さでしょう。シルデナフィル50mVI「キッセイ」等は先発薬であるバイアグラと比べると研究開発費などがかかっていないため、その分価格(値段)を安く抑えることができます。有効成分は同じで生物学的には同等の効果を発揮すると厚生労働省から承認を得た薬剤、それがバイアグラジェネリックです。

ユナイテッドクリニックでは東京・神奈川・埼玉で最安(最安値)でのバイアグラジェネリックの処方を目指しています。大阪・名古屋・神戸・福岡・仙台など遠方からもたくさんご来院頂いております。バイアグラジェネリックは各社より販売されており、見た目が違いますが有効成分シルデナフィルとその用量が同じですので、どのメーカーもバイアグラと同等の効果を発揮します。安心して服用してください。

個人輸入や通販

シルデナフィル50mgⅥ「キッセイ」を含むバイアグラジェネリックは医師の診断後に処方箋や院内処方により受け取るとこが出来る薬剤です。国内ではED治療薬の通販は禁止さていますので、国内のクリニックや病院が診察なしでバイアグラジェネリックを処方することは違法となります。また医薬品を郵送することも違法です。医師の処方箋がなければ薬局や販売店での販売も認められていません。

海外製のED治療薬の通販での輸入や個人輸入代行業者を通しての輸入は法律で認められていますが偽物が多いことが問題視されています。インターネットでの個人輸入などでは本物より偽物が多く、約60%が偽物・偽造品と言われており、価格が安いからといって、安易に個人輸入し使用することは危険を伴います。

ユナイテッドクリニックではクリニックや病院など医療機関でのバイアグラジェネリックなどED薬の処方をおすすめいたします。

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