サビトラ

サビトラ(Savitra)はED治療として有名なレビトラ(Levitra)と同成分を持ったジェネリック医薬品です。サビトラの主成分であるバルデナフィルはバイエル社がGSK(グラクソスミスクライン)社、シェリング・プラウ社の3社合同で開発を行った世界で2番目のED(勃起不全)治療薬です。2001年に世界12か国で承認申請がされる2004年に承認がおりましたが、当時は10mgまででしたが、2007年に20mgまでが承認されました。世界でもレビトラを愛用をする男性は多く、このサビトラもレビトラと同等の効果効能を持つ医薬品であり人気のあるED治療薬です。サビトラは狭心症の治療薬から着想を得た血管拡張作用を持つ医薬品であり、催淫効果は無く性欲増進効果はありません。

サビトラとは

サビトラ(Savitra)

成分名 :バルデナフィル

剤状  :タブレット(フィルムコーティング剤)

用量  :20mgのみ

製造・販売・国名:サバ・メディカ社(Sava・Medica,Limited)インド共和国

用法用量:1日の最大服用量は20mgで、性行為の1時間前に水又はぬるま湯で服用する。

サビトラの主成分はバルデナフィルで、これはファイザー製薬が狭心症の治療薬として開発をしていたシルデナフィルを模して開発を行ったPDE-5阻害薬です。シルデナフィルに比べ副作用が少なく、水に溶けやすい性質を持ちEDの主要因であるPDE-5を阻害することを主眼にした医薬品です。サビトラはレビトラと同じ成分を含む医薬品なので効果効能はレビトラと変わりません。

サビトラの作用

サビトラはEDによってペニスが勃起しづらい状態を改善する医薬品です。EDは以前、インポテンツなどと呼ばれていましたが現在は侮蔑的表現として使用はされていません。一口でEDと言っても全く勃起をしない状態だけを指すのではなく、性的刺激を受けても勃起しない状態や勃起時の硬さの不足、性行為中の折れなどもEDに含みます。ペニスが勃起する為には一定量の血流が必要です。ペニスに繋がる動脈を拡げる作用を持つcGMP(サイクリックグアノシンーリン酸)が血管を拡張させて海綿体状のペニスが膨張して静脈が圧迫されて血液が中に留まって勃起状態を維持します。人間の筋肉は血流が滞った状態が続くと最悪の場合、壊死を始めます。それを防ぐ為にPDE(ホスホジエステラーゼ)という酵素が存在します。PDE-5はcGMPを破壊しペニスの血流を改善する役目を持ちます。EDはペニスに繋がる動脈が詰まりcGMPでは血管を拡張しきらない場合や加齢の影響でcGMPよりPDE-5が優位になることが発症要因として知られています。

サビトラの効果

サビトラは服用してから15分から30分ほどで効果が現れ5時間から8時間ほど効果が持続します。血中濃度が42分から52分で最高値に達します。ED治療薬の共通点として食事の影響に留意しなければいけません。サビトラも空腹時に服用することで効果的に使用することが出来ます。アルコールもビール中瓶1本程度で有れば問題なく飲むことが出来ます。止む無く食事をしなければならない場合は、油分を避けて満腹状態にならない様に気を付ける必要があります。食後、2時間空けてから服用する必要もあります。ED治療薬には血管を拡張する効果を持ちますが、EDの改善効果は一時的なものなのでサビトラだけでは根本治療には繋がらないので注意が必要です。サビトラは勃起時の硬さに優れるので早漏症の改善に補助的効果が望めます。

サビトラの副作用

サビトラの副作用はレビトラと同様で重篤な有害事象は報告されていません。これはサビトラが安全な医薬品であることを意味します。副作用としては火照り、目の充血、頭痛、動悸、鼻詰などがあります。サビトラの効果が薄れるにつれて副作用も治まります。頭痛が気になる場合は、ロキソニンなどの抗鎮痛剤を併用が出来ます。

サビトラの購入するには

サビトラは海外に旅行をした際に現地で直接購入するか、インターネットを使用した個人輸入で購入する方法があります。インターネットでの個人輸入の場合、パソコンやスマホで簡単に購入する事が出来ますが日本政府の発表によると日本に個人輸入で入ってきた医薬品のうち約6割が偽物であったとあります。医薬品の安全性や発送時のすり替えの他にも個人情報の漏出、金銭問題など様々なリスクを考える必要があります。ED治療薬は副作用や飲み合わせについても考慮しなければならないので、自身の安全の為にも専門医での受診を受ける必要があります。

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