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保険診療と自由診療での治療費の差額

2018.01.26

最近何だか身体が怠くて調子が悪い、そんなあなたは明日病院に行く事を決めました。病院に持っていくものは、お薬手帳・お金・健康保険証…と、普段当たり前に持っていく健康保険証、一般的な保険診療の病院でしたら、最初に受付で保険証を提示します。しかし、ED治療・AGA治療においては殆どが自由診療となり、保険診療と比較すると、その費用に大きな差が生じます。そもそも保険診療と自由診療の違いは何なのか・両者の治療費用にはどのくらい差があるのか、今回は両者の違いをお話します。

保険診療と自由診療

保険診療は、健康保険が適用になる通常の治療のことで、各疾患に応じて検査や治療内容等が決められているので、その制限内での治療等をしなければなりません。そして、保険診療はどこの医療機関で受けても同じ価格になるので、自由診療と異なり、病院側で自由に金額を決めることはできません。医療費については、公的健康保険制度に加入している場合、医療機関の窓口では診療費用の3割(現役世代の場合)が自己負担となり、残りの7割は健康保険から支払われることになります。そして、高額療養費制度により、上限から超えた部分は払い戻しが受けられます。

一方、 自由診療は厚生労働省が承認していない治療や薬を使う治療です。健康保険が適用にならず、全額自己負担になる治療で、本来健康保険が適用される治療も含め、全額自己負担となります。 自由診療でかかる医療費は病院側が自由に決められます。自由診療の例としては、先進医療・歯列矯正・美容整形・ED治療・AGA治療などが該当します。例えば治療費が10万円の場合、保険診療ならば3割負担の3万円の負担となりますが、自由診療は全額の10万円の負担となります。保険診療は、治療費用を安く抑えられるメリットがありますが、国が承認した治療・投薬しか出来ないデメリットがあります。逆に自由診療は、経済的負担は大きくなりますが、個人の体調や症状に合わせたきめ細かい治療を行えるメリットがあります。

ED治療・AGA治療は自由診療

上述したように、ED治療やAGA治療にかかる費用は自由診療のため、原則全額自己負担になります。健康保険の適用外になる理由としては、ED治療・AGA治療はあくまでも生活の質を向上させるものであり、仮に治療しない場合でも日常生活に支障がないということがあげられます。風邪などの病気やケガは治さなければ生活に支障をきたしますが、ED・AGAはそうではないのです。しかし、ED治療・AGA治療のどちらも、その治療期間は短いものではありません。そこで、少しでも経済的負担を軽くするために、治療薬を他の医院より安く処方している医院・先発医薬品より割安なジェネリック医薬品を取り扱っている医院を選択するなど、患者様ご自身の工夫が自由診療では必要になります。

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記事監修

平成元年
埼玉医科大学医学部卒業
平成元年
東京医科大学付属病院
平成5年
牧田中医クリニック
平成8年
西熊谷病院
平成29年
ユナイテッドクリニック上野院院長就任
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