人間以外の動物の射精までの時間

コラム

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2017.11.27

人間が挿入から射精に至るまでにかかる時間は平均するとおよそ6~7分程度と言われています。早漏の定義はまだ明確な物が存在しませんが、日本では男性器挿入後2分以内で射精してしまう事を早漏と呼ぶのが通説です。また統計的には早漏男性が挿入から射精までにかかる時間は平均で1.8分だそうです。しかしこれはあくまで人間の中の話、では動物全体で見たときにこれらの時間は果たして早いのか、それとも遅いのか。という話をさせて頂こうと思います。

実は人間はそんなに早漏ではない

実は哺乳類全体で見るとこの射精までの時間というのは、早漏男性でも決して短い物ではありません。例えばイルカは10秒から30秒で射精してしまいますし、ペットとしておなじみの猫は平均15秒、同じ霊長類であるチンパンジーに至っては平均7.62秒、高校生男子の50m走の平均タイムとほぼ一緒です。人間と違い野生の動物にとって多くの場合交尾というのは外敵に対して無防備になってしまう危険な状態です。なので射精までは出来るだけ短い方が都合が良いんです。
ちなみに射精までが一番早い動物は小さな猿の仲間であるコモンマーモセットでなんと5.52秒、早漏の男性が1回射精する間に19回の交尾を済ませられる計算です。逆に一番遅く、交尾時間が長い動物はガラガラヘビで平均23時間です。これはちょっと人間じゃ太刀打ち出来ないですね。

なぜ早漏は治すべきなのか

そうは言っても「他の動物に比べれば俺は十分長い！射精までが短いのは生物としてより優秀である証拠だ！」と前向きに捉える事は難しい事と思います。なぜなら人間の性行為は野生動物の様に単に生殖行為というだけでなく、パートナーと心を通わせる瞬間であり、愛を育む事も目的としているからです。ですから早漏の問題点とは時間そのものではなく、パートナーが不満を抱いてしまう事であり、自分自身が気にして消極的になってしまう事であり、ひいてはパートナーとの関係が悪化してしまう事だと言えるでしょう。
東邦大学医学部が日本人夫婦に対して行った調査では女性の理想の挿入時間がおよそ15分であるという結果も出ていますし、大手コンドームメーカーであるデュレックス社のアンケートでは「挿入時間と満足度」という項目においては半数以上の56%が「21分以上」と答えています。早漏男性に限らず、実はほとんどの男性は女性の満足する挿入時間を満たしていない疑いがあるのです。
射精までの時間はプリリジー（ダポキセチン）に代表される早漏治療薬によって伸ばす事が出来ます。より長く、より満足度の高い性行為を行うことで、パートナーとの良好な関係を築く為にも、数字に囚われず早漏治療を行う事をお勧め致します。

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