早漏治療は内服薬しかないのか？

コラム

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2017.11.24

早漏治療

早漏とは早発射精ともよばれ、自分の意思とは裏腹に射精してしまい、コントロールに歯止めが効かなくなる症状を指します。近年になり早漏治療に取り組む病院やクリニックが増加し、早漏治療を受診される方は年々増加傾向にあります。しかし「早漏治療」と言っても、全ての病院やクリニックで同じ内容の治療をしている訳ではありません。数ある早漏治療法の中から、自分に適応した治療内容はどれなのか？今回はそんな疑問点を解決していきましょう。

早漏治療の種類

ユナイテッドクリニックで早漏治療をされる場合は、服用薬による治療と麻酔スプレーによる治療方法があります。服用薬による治療法ではダポキセチン製剤の処方を行っております。ダポキセチンには、脳内のセロトニンの減少を抑える効果があり、シナプスの働きかけを起こし、脳の興奮を抑制してくれる作用があります。これによってノルアドレナリンの過剰な分泌を抑える事で、副交感神経から伝わる興奮をコントロールし、射精までの時間を延長することに繋がります。副作用として、頭痛やめまい、吐き気、下痢、といった症状が出る場合がありますが、それに対応できる一般薬を服用することで改善できます。当院でも副作用対策としてい一般薬を処方していますので、ご利用ください。
麻酔スプレーは「リドカイン」を有効成分とする表面麻酔をかけるスプレーです。性交時の10分～20分前に陰茎に直接噴霧すると、表面麻酔が適応され早漏防止になります。その際注意点として、表面麻酔により感度が低下してきたと感じたら、陰茎部を洗い流してください。洗い流さなかった場合、性交時にパートナーにもリドカインが吸収されてしまい、感度が落ちてしまう可能性があります。
ユナイテッドクリニックでは上記の服用薬、スプレーの治療法のみとなりますが、早漏治療の手段として、手術による治療方も行われています。早漏手術には、注射による治療が多く、ヒアルロン酸の注入により亀頭増大を計る「吸収タイプ」と呼ばれる手術法が定番になっています。予算の目安として、4～20万円と病院によってばらつきがあるため、手術による治療の際は事前に下調べが必要になります。治療効果としては、数カ月間、早漏を防止する事ができます。しかし、注射によって取り込んだヒアルロン酸は、数カ月で体内に吸収されてしまうため、永続的に早漏防止効果を発揮できません。
もう一つの治療として、「定着タイプ」という注射もあります。12万～20万円程の費用でスーパーヒアルロン酸の注入を行います。スーパーヒアルロン酸は、吸収タイプで注入するヒアルロン酸とは違い、体内での吸収、分解がされにくいという特徴を持っています。そのため、吸収タイプと違い早漏防止効果を半永続的に得ることができます。だだ、体外から注入する異物を長期間にわたり取り込むことから、人体に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。術後の経過として、吸収タイプ、定着タイプ共に、個人差がありますが数週間痛みが残ることも確認されています。

以上のように、現代になり早漏治療にも多くの治療法が増え、早漏に悩む方の解消への糸口が増えてきました。自身に合った治療内容がどれに該当するか自己判断が難しいという方は、クリニックや病院での診察をお勧めします。

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