早漏を完全に治療することは可能？

コラム

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2017.11.26

早漏は大きく分けて心因性と体質の2種類に分けられます。片方を改善しても片方が原因で再発の可能性もあり完全な治療は難しいとされています。

心因性の早漏

コンプレックスや緊張、ストレスのせいで性的刺激に必要以上に興奮してしまい、我慢できずに射精してしまう事が心因性の早漏に該当します。中には女性の表情や声だったり裸体や感触に興奮してしまい、陰茎に刺激を与えなくても射精してしまう方もいます。心因性の早漏は精神的な苦痛からくる症状であり、自律神経が不安定になることで早漏になってしまっていると考えられています。自律神経には交感神経、副交感神経の2つからなる神経群です。交感神経は緊張・興奮した時に活発になり、副交感神経はリラックスした時に活発になります。射精してない勃起状態の時は副交感神経が優位になっているためリラックスした状態です。一方射精する時は交感神経が優位になり緊張した状態です。経験の浅い人は緊張・興奮しやすいため自律神経が優位になりやすく射精しやすい状態であるため、早漏になりやすいです。そして早漏症で多いのが過去に早く射精してしまいトラウマとして記憶され、「今回も早いのではないか？」「自分は早漏なのでは？」と気にしてしまいストレスとなって早漏症を誘発します。性行為に対して何かしらのストレスを抱えている方も早漏になりやすいです。

心因性早漏の治療方法

緊張・興奮を抑制する薬（ダポキセチン）の服用が有効です。ダポキセチンを服用すると脳内で副交感神経が活発になり、交感神経を抑制して過度な緊張・興奮を抑制する働きがあります。性行為の経験が浅い方等は複数回使用して性行為に慣れることで早漏を治療・改善できます。

体質による早漏

大きく分けて2種類「過敏性早漏」と「衰弱性早漏」があります。物理的な刺激に過敏に反応したり、加齢による筋肉の衰えにより射精のコントロールが出来ない症状になります。脳よりも先に身体が反応して、脳による射精コントロールが可能になる前に射精してしまうのが過敏性早漏の特徴です。包茎は亀頭が外部の刺激から守られているため性交時に刺激に弱く、過敏に反応してしまいます。オナニーも早漏になる時があり、オナニーで早くイク（射精する）癖をつけてしまいますと、性行為の時も同じように身体は反応してしまい早漏になるケースがあります。衰弱性早漏は加齢などにより筋力が低下してしまい、射精をコントロールする射精官閉鎖筋が衰え、射精をコントロールできなくなることです。
またEDによる勃起時の陰茎のかたさ不足も早漏を招くとされ、そういった場合はED治療薬と早漏薬の併用により、高い早漏改善効果が期待できます。

体質による早漏の治療方法

過敏性早漏は主に亀頭が刺激に対し過敏に反応してしまう状態です。包茎の場合はさらに亀頭が露出していない為に、性交時に過敏に反応してしまいます。対処方法としましては包茎等はなるべく亀頭を露出して刺激に慣れる事で改善が見込めます。刺激に対し過敏な方はリドカインスプレー（局所麻酔薬）等を使用することで射精時間を伸ばせます。オナニーによる早漏には基本的にオナニーで早く射精しないようにすることで改善されます。筋肉のキャラクター例えばオナニーで射精しそうな時に亀頭を手で圧迫して射精を止めて我慢して、その後オナニーを再開することを何度か繰り返し、その後射精します。衰弱性早漏における筋力の低下は日々の筋力トレーニングで鍛え、治療・改善することが出来ます。例えば5秒間肛門を締めるように力を込めて5秒間肛門の力を緩める。これを10~20セット繰り返すトレーニング方法です。筋力トレーニングによる体質改善は可能ですが、過敏性早漏の改善は難しいとされています。

ユナイテッドクリニックはドクターとの診断後、患者様の症状にあわせた治療薬を処方しております。早漏にお悩みの方はユナイテッドクリニックまでお越し下さい。

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