仮性包茎＝早漏？

コラム

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2017.11.28

仮性包茎に関わらず包茎の方は、さまざまな悩みを抱えているケースが多いのですが、「仮性包茎は早漏」という誤解はまだまだ根強いようです。しかし、仮性包茎ではない方でも早漏になる方もたくさんいらっしゃいます。早漏の根本的原因は、決して仮性包茎ではありません。

早漏症は、性行為時に自分の意思に反して早期に射精してしまうことで、特に日本人に多いとも言われています。18～65歳までの男性の約3割の方が早漏症を患っているとの統計があります。では、なぜそのような誤解が広まってしまったのか？

早漏症には3つのタイプがある？

過敏性早漏

早漏の多くは過敏性早漏といわれ、10代から20代の若年層に多いといわれています。射精は、男性器からの性的刺激が大脳へ伝わることにより、はじめて射精に向けて準備が始まり射精がもたらされるのですが、過敏性早漏の場合は、外的刺激により身体が先に反応し、大脳の興奮を得ない状態のまま、脊髄末端の射精中枢の興奮が一気に高まりすぎることで、自分の意志とは関係なく、射精に至ってしまう反射刺激性の早漏です。また、過敏性早漏の方は皮膚や粘膜、陰茎部分の神経が非常に敏感なことから、少しの性的刺激で射精してしまうのです。

心因性早漏

心因性早漏は物理的なことが原因ではなく、心因的なことが原因にあります。例えば、性行為の経験が少ない、性行為に対する不安や恐怖、失敗の経験などによる、極度の緊張、性行為などに異様に興奮するなどがあり、意思とは関係なく早期に射精に至ってしまうのが心因性早漏です。心因性早漏は自律神経と大きく関係しており、自律神経は交感神経と副交感神経で形成されています。緊張・興奮などを感じている時は、交感神経が作用し、落ち着く、リラックスをしている時には副交感神経が作用します。性行為の開始時は、落ち着き、リラックスした状態なので副交感神経が働き、射精時には緊張・興奮をした状態になるため副交感神経から交感神経に切り替わり射精に至るのです。心因性早漏は、自信をつけることで改善することもあります。

衰弱性早漏

衰弱性早漏は、加齢により男性ホルモンの分泌量が減少し、勃起神経系の衰えにより射精をコントロールする射精管閉鎖筋の筋力が弱くなり精液が排出されてしまう状態です。

仮性包茎は間接的要因？

仮性包茎は早漏の根本的原因ではありません。しかし、仮性包茎は通常時、亀頭が包皮に覆われて守られているため、亀頭の皮が薄く敏感な状態にあります。そのため、亀頭が刺激になれていないので挿入すると亀頭への刺激が大きくなり過ぎ耐えきれずに射精してしまい、結果的に早漏になってしまうのです。仮性包茎と早漏は直接的な因果関係はありませんが、間接的要因としては大きく影響してしまうと言えるでしょう。

仮性包茎は、亀頭が刺激に敏感なために早漏の要因になるという事は、日頃から亀頭を刺激に慣らしておけば、早漏の改善には十分可能とも言えるのです。しかし早漏は、精神的な要因も大きく影響するため、過敏性早漏が原因の場合は亀頭が刺激に慣れれば改善が見込めますが、精神的な要因の心因性早漏は、性行為の経験が少なかったり、不安や恐怖、失敗の経験などによる、極度の緊張、異常な興奮なども改善しなければ早漏の改善は望めません。

早漏治療薬で自信をつける！

早漏治療薬のプリリジー（ダポキセチン）は、セロトニンにより性的興奮を抑え、ノルアドレナリンが抑えられるため、交感神経が優位になりにくくして、ペニスにある射精中枢へ興奮が伝わるのを抑制します。そのため、射精までの時間を通常の3～4倍延長できるようになります。早漏治療薬の服用で射精までの時間を延長することにより自信をつけ性行為の際の不安や緊張、興奮を抑え、早漏症を改善することが可能なのです。また、早漏治療薬は服用を継続することにより完治できると言われていますので継続の服用をお勧めいたします。

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