AGA治療薬：ミノキシジルローション

コラム

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2018.11.07

ミノキシジルローションは、ミノキシジルの外用薬のことで、2017年の日本皮膚科学会のAGA診療ガイドラインで最高ランク「A」に位置付けられています。これは、フィナステリド（プロペシア）とデュタステリド（ザガーロ）と同じランクに該当し、「AGA治療薬として強く推奨される」ものです。日本国内で市販されているミノキシジルローションは、大正製薬から発売されてるリアップシリーズがあります。ミノキシジルは濃度によって推奨される対象が異なるのですが、1%だと女性、5%だと男性に推奨されます。そのため、リアップシリーズの中では「リアップリジェンヌ」が女性におすすめで、「リアップx5」が男性におすすめとなっています。海外ではフォリックスなどミノキシジル濃度10%を超えるAGA治療薬が人気があり、リアップx5の2倍の効果があります。

ミノキシジルローションの効果

血管拡張作用で発毛・育毛効果

日常的にストレスを受けていたり、悪い生活習慣を送っていたりすると、だんだん血行が悪くなります。頭皮の血行が悪くなると毛髪が育つための栄養が行き渡らなくなり、薄毛になってしまいます。ミノキシジルは血管拡張作用があり、血行を良くしてくれるので毛根まで栄養を届けやすくしてくれます。その結果、発毛・育毛につながるのです。ミノキシジルは継続服用するとその効果が実感できます。そのため、1ヶ月や2ヶ月で「あまり生えてこない…」とがっかりしないようにしましょう。1年以上じっくり治療に臨むことが大切です。

ミノキシジルローションの副作用

副作用はかゆみなど

ミノキシジルローションは直接皮膚に塗布する薬剤なので、まれにかゆみや熱感、発疹、ただれ、ふけなどが副作用として見られます。こういった症状が出た場合には、一旦使用を中止し、医師に相談しましょう。

ミノキシジルローションの使い方・使用方法

洗髪後、乾かした後が理想

ミノキシジルローションは、清潔な状態で使用するのが望ましいです。洗髪後に十分髪の毛を乾かしてから、1回1mlを薄毛になっている部分に塗布してよく揉みこみましょう。ミノキシジルローションは完全に乾いてから就寝するのが望ましいですが、ドライヤーは使わずに自然乾燥させるようにして下さい。使用頻度は、朝と夜の1日2回です。必ずしも洗髪後でなければ使用できないわけではないので、気負わないようにしましょう。毎日継続することが重要です。

フィナステリドまたはデュタステリドとの併用

脱毛抑制×発毛・育毛効果

AGAは、脱毛を抑制し、発毛・育毛を促さなくては改善することはできません。そのため、日本皮膚科学会のAGA診療ガイドラインでは、脱毛抑制タイプのフィナステリド（プロペシア）またはデュタステリド（ザガーロ）と、発毛・育毛タイプのミノキシジルの併用を推奨しています。ミノキシジルは外用薬のローションと内服薬の錠剤がありますが、より効果が感じられるのは内服薬の方です。また、フィナステリド（プロペシア）で効果が得られなかった方には、デュタステリド（ザガーロ）がおすすめです。デュタステリド（ザガーロ）はフィナステリド（プロペシア）で効果が得られなかった方の77％で効果が見られます。

しっかり生やしたいならAGA ドクターズカクテル＋ミノキシジルローション

当院で一番人気のある処方の「AGA ドクターズカクテル」は、フィナステリド（プロペシア）またはデュタステリド（ザガーロ）とミノキシジルの併用に加え、育毛に必要なミネラルのサプリメント、髪の毛のダメージをケアしてくれる良質なシャンプーをセットにしています。錠剤は1日分1包になっており、薬を服用する際の負担を最小限にしているため、AGA治療を続けやすいと多くの患者様から好評です。このAGA ドクターズカクテルと合わせて、さらにミノキシジルローションを併用していただくとさらに高いAGA治療効果を得られます。

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