ED・AGA・男性更年期障害対策に亜鉛を

コラム

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2018.07.24

亜鉛は新陳代謝のアップや免疫力を高め、タンパク質やDNA、RNAの合成に関係し、皮膚や髪の毛、爪の生成など身体中の人体の様々な部分のタンパク質の合成に関わる酵素です。

体内で作り出すことができないため、食事により摂取しなければならない必須ミネラルとなっております。マグネシウムと同様に100種類近くもの酵素に関与しています。カルシウムなどと同様に、ぜひ摂取してほしい栄養素の1つです。生きてゆく上で欠かせないミネラルとなっております。

亜鉛には男性ホルモンである「テストステロン」を増やす効果があると言われています。この男性ホルモンは精子を作ったり、精力を増強する効果があるとされております。その効果は「セックスミネラル」と名付けられているほどです。このテストステロンは20代をピークに減って行くとされています。

髪の増強にも有効

健康な髪の毛のために亜鉛が必要

実は髪の毛を生やすには亜鉛が必要なのです。AGA治療薬のプロペシアはご存知でしょうか？　主成分であるフィナステリドは脱毛抑制をする薬剤です。

また、ミノキシジルは頭皮につながる血管を拡げることで酵素や栄養素を送り届けやすくします。どれもAGA治療に必須な医薬品ですが髪の毛を生やすための栄養素がないと育ちません。

つまり、いくら畑を耕して農薬を撒いて害虫駆除しても肝心の種を撒かなければ芽は生えません。お薬だけを飲み続けてもしっかりとした髪の毛を生やすには亜鉛などの成分は必須です。

髪の毛の90%がケラチンで作成されています。ケラチンはたんぱく質を分解し、アミノ酸に換えます。このアミノ酸をケラチンの変換させるのに亜鉛が必要となります。亜鉛が不足してしまうとケラチンの生成に問題となり、髪の毛が生えずらい環境となってしまいます。

亜鉛と男性更年期障害

ホルモンバランスの乱れから、更年期特有の諸症状が発生します。しかし、亜鉛にはホルモンバランスを整える働きがあり、様々な更年期障害を緩和する効果があります。

これはホルモンである「テストステロン」の減少が原因ですが、亜鉛はこれを抑制する効果があるためです。その中でも更年期に多く見られるイライラや無気力、気分の落ち込みや不安感を脳の機能を高めることで、精神的症状に作用し安定させる効果が見込めます。

さらにこのテストステロンの分泌を促すビタミンBと一緒に摂取するとより効果的に予防・改善できます。また、DHEAも即効性には欠けますが、継続的に摂取することで性ホルモンの分泌を促し、症状の改善が見込めますので、亜鉛と併せて摂取するとより効果的です。

厚生労働省が推奨する成人男性の1日の亜鉛摂取量は12mgですが、現在の成人男性の平均亜鉛摂取量は8.9mgとなっております。全体的に不足気味なので、意識して摂取するようにしましょう。（しかしこれはあくまで目安なのでより育毛促進やEDの改善に注力するには亜鉛摂取量は25mgは必要であると考えられます）

★亜鉛が含まれる主な食品

牡蠣、豚・鶏レバー、ウナギ、干しひじき、わかさぎ、高野豆腐、ほうれん草など

1日の所要量

10mg（成人男性）0〜12mg(成人男性)20mg（妊娠後期・授乳期）

効果的な方

妊婦、授乳婦、成長期の子供。貧血気味の方。コーヒー、緑茶、紅茶をよく飲む方。子宮筋腫や月経過多の女性。

亜鉛が不足すると

神経過敏、集中力・思考力の低下、貧血による動悸・息切れ、感染症にかかりやすくなる、食良不振、便秘、下痢、慢性胃炎、冷え性、未熟児の出産など

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