レビトラと糖尿病

コラム

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2018.07.14

糖尿病とEDは深く関係しており糖尿病の指標であるHbA1C（ヘモグロビンA1C）が高い方はEDを併発している可能性が高いことがわかっています。HbA1Cは1～2ヵ月の血糖値を表し高値の場合、血管や神経にダメージを与えます。ED症状が出た場合ほとんどの原因は器質性EDで血管、血流、神経伝達がうまくいかないことで起こり、ペニスへの血管は細いため詰まりやすく体がはじめに悲鳴をあげているサインかもしれません。EDは人に相談することが難しく一人で抱え込んで悩む方も多いのですが成人男性の3分のⅠは何らかのED症状を持っているといわれ比較的メジャーな症状なのです。欧米化した食事や不規則な生活、運動習慣がないなどいわゆる一般的に啓蒙活動されている健康への取り組みこそが大事で他の薬剤同様にED薬の対象療法であり、薬剤を使用しながら生活習慣を変えていくこともED治療では必須となります。とはいえ性交渉は待ってくれず、バイアグラ、レビトラ、シアリスといったED薬は男性の心強い味方といえるかもしれません。そのなかでも効果が強いことで知られるED薬レビトラは人気があり、糖尿病などで重度のEDの場合も効果が出やすく、多くの人に愛されているED薬です。2017年末あたりからレビトラは日本での供給が滞っています。今回はレビトラと糖尿病についてお話しましょう。

レビトラとは？

レビトラは製造中止している

レビトラはドイツにあるバイエル製薬が製造・販売しているED薬でバイアグラの改良版として2004年に認可され販売が開始されました。バイアグラよりも食事の影響を受けにくく、即効性も優れるためレビトラは人気があります。レビトラ20mgはバイアグラ100mgに相当しますが、日本では50mgまでの承認しかないため、国内製のバイアグラでレビトラ20mgと同様の強さを求める場合バイアグラ50mgを2錠服用する必要があります。日本以外の国ではバイアグラ100mgでの治療が確立されており、一般的ですがバイアグラの承認に慎重だった厚生労働省が100mgだと日本人には強すぎると判断したためだといわれています。

製品名：レビトラ

有効成分：バルデナフィル

用量：5mg、10ｍｇ、20ｍｇ

製造・販売：バイエル製薬

服用方法：性行為の20分ほど前に水で服用し、6～8時間ほど効果が持続します。

レビトラは勃起の硬さがしっかり出る薬剤として有名で硬さがしっかり出ることで、射精時間の延長効果もあります。レビトラは2017年末頃から供給が滞りはじめ再開見込みは立っていないようです。工場の問題といわれておりますがその後も話が二転三転しているのが現状です。レビトラにも特許期限がありこのままレビトラの再開が遅れるようだとレビトラジェネリックの販売のほうが早くなるかもしれません。レビトラジェネリックが販売された場合成分名バルデナフィルになることでしょう。

レビトラと糖尿病

レビトラは糖尿病でもしっかり効果が期待できる

バイエル社の調査によるとレビトラを使用した糖尿病患者の挿入可能になった比率がプラセボ群よりも有意な改善効果が認められたとあります。糖尿病の8～9割の方にED症状が合併しているといわれ、高血糖状態となった体内では動脈硬化などにより血管が細く、もろくなっていきます。ED症状も重度になることが多く標準量ではなく極量で治療することがほとんどです。レビトラは医師の処方箋が必須の薬剤で糖尿病の方でも状態によっては処方が可能です。糖尿病だからと諦める必要はまったくありません。まずは専門の医療機関にご相談ください。その際にお薬手帳など現在服用中の薬剤がわかるもの、現在のHbA1cなどを医師にお伝えください。

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