シルデナフィル錠25mgVI「FCI」・シルデナフィル錠50mgVI「FCI」処方

コラム

column

2018.04.18

恐らくED治療薬として最も有名なものはファイザー製薬が製造する「バイアグラ」でしょう。
このバイアグラですが、現在ではファイザー製薬が持つ特許が失効したことにより多くの製薬会社から「有効成分が同じながら価格が抑えられた」いわゆるジェネリック医薬品が登場しています。

今回は2014年9月17日に厚生労働省より製造販売承認を受け、同年10月1日から販売が開始されている富士化学工業株式会社製バイアグラジェネリックである『シルデナフィル錠25mgVI「FCI」・シルデナフィル錠50mgVI「FCI」』についてお話しします。

シルデナフィル錠25mgVI「FCI」・シルデナフィル錠50mgVI「FCI」

シルデナフィル錠25mgVI「FCI」・シルデナフィル錠50mgVI「FCI」とは、富山県に本社工場を置く富士化学工業株式会社が製造販売するバイアグラジェネリックです。
ジェネリック医薬品ということから「有効成分」「効果」等は先発医薬品であるバイアグラと全く同一となります。
またシルデナフィル錠25mgVI「FCI」・シルデナフィル錠50mgVI「FCI」が持つ、他製薬会社製バイアグラジェネリックの特徴としては薬剤の「色調」や「剤型」、また「添加物」が先発医薬品であるバイアグラと同一である点です。製剤の外見上の違いといえば「FCI　25」「FCI　50」という識別コードが刻印しているくらいとなり、その他は完全なコピーといえます。この特徴は「添加物が違う」「形が違う」といった思い込みで薬効が出なくなる、いわゆる「プラセボ」対策ではないかと考えられます。

シルデナフィル錠25mgVI「FCI」錠剤・シート写真

シルデナフィル錠50mgVI「FCI」錠剤・シート写真

※画像は富士化学工業株式会社公式HPより

シルデナフィル錠25mgVI「FCI」・シルデナフィル錠50mgVI「FCI」はバイアグラと同じくシルデナフィルを有効成分とするED治療薬となり、効果等も同一となります。
シルデナフィルは陰茎周辺部の血管拡張を行う「環状グアノシン一リン酸」という物質の総量を増やし、陰茎海綿体への血流量が増加することで自然な勃起を促します。
あくまで血流を改善することによりED症状を改善するので「服用したら勃ちっぱなし」というわけではございませんのご安心ください。

富士化学工業株式会社とは

富士化学工業株式会社とは、富山県中新川郡に本社工場を置く医薬品や食品添加物の製造販売を主な事業とする企業です。
1946年（昭和21年）10月10日、戦後の爪痕が残る中で深刻化する食糧難を解決する為、パン用のイースト菌製造を主体とする企業として誕生しました。その後経営の悪化から医薬品製造にも着手し1954年（昭和29年）には胃病用制酸剤である「ノイシリン」の開発にも成功しました。
同社は自社のオリジナル商品開発だけではなくジェネリック医薬品製造にも力を入れており、今回お話ししているバイアグラジェネリックのほかにも、AGA（男性型脱毛症）治療薬であるプロペシアのジェネリック医薬品であるフィナステリド錠0.2mg「FCI」・フィナステリド錠1mg「FCI」の製造販売も行っております。

シルデナフィル錠25mgVI「FCI」・シルデナフィル錠50mgVI「FCI」の効果・副作用・服用方法

シルデナフィル錠25mgVI「FCI」・シルデナフィル錠50mgVI「FCI」の有効成分はバイアグラと同じ「シルデナフィル」です。よって効果や副作用、服用方法も同一となります。
有効成分シルデナフィルは、PDE5（ホスホジエステラーゼ5）という、勃起に必要な物質である環状グアノシン一リン酸を分解する酵素の働きを阻害する「PDE5阻害薬」に分類されます。
PDE5の働きが阻害されることで、陰茎周辺部の環状グアノシン一リン酸の濃度が保たれ、平滑筋弛緩・血管拡張といった現象が起き、陰茎海綿体への血液の流入がサポートされED症状が緩和されます。
以上の事からもシルデナフィルは陰茎への「血流改善薬」といえ、催淫作用や避妊効果等はございません。また精子へも影響を与えないため子づくりの際も使用できます。

有効成分シルデナフィルにはいくつかの副作用の報告があります。
よく聞くものでは頭痛、鼻づまり、悪心（胸のむかつき）等で、これらはシルデナフィルにより身体各所の血流量が増加することで起こりうるとされています。いずれも重篤な副作用ではありませんので過度の心配は不要でしょう。

シルデナフィル錠25mgVI「FCI」・シルデナフィル錠50mgVI「FCI」は性行為の30分から1時間程度前の「空腹時」にコップ一杯程度の水でお飲みください。
医薬品というと「食後」に服用するイメージが強いですがED治療薬、特にバイアグラ・バイアグラジェネリックは服用時に胃や腸に食べ物の脂が付着していた場合、体に吸収されていかずに効果が減る、あるいはまったくでないといった可能性があります。

シルデナフィル錠25mgVI「FCI」・シルデナフィル錠50mgVI「FCI」処方

シルデナフィル錠25mgVI「FCI」・シルデナフィル錠50mgVI「FCI」は持病や服用中の別のお薬によっては使用ができない可能性があります。
専門の医療機関で医師の診察の元に処方して貰うようにしましょう。

シルデナフィル錠25mgVI「FCI」・シルデナフィル錠50mgVI「FCI」まとめ

①製造販売は富士化学工業株式会社

②有効成分・剤型・添加物が先発医薬品であるバイアグラと同じ　25mg錠と50mg錠の2用量

③医師の診察の元処方して貰いましょう

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