ユナイテッドクリニックではAGA(薄毛)治療、ダイエット治療、性の悩みにおいてはED(勃起不全)治療をメインにQOL(Quality Of Life = 生活の質)の向上を目的とした治療を行っています。しかし性行為において重要なのは、ED(勃起不全)のような硬さが十分でないことを改善することだけではありませんよね。相手がいる行為において、相手の気持ちを尊重し、満足感を得てもらえることも重要な要素のひとつです。
ユナイテッドクリニックでEDに次いで性の悩みで多いご相談が、「早漏症」です。「硬さが出ないまま、早く射精してしまう」、「緊張して、挿入前に射精してしまう」といった性行為に支障が出ている方から、「パートナーがオーガズムを得られない状態で、先に射精してしまう」という方まで同じ早漏症でも幅があります。今回はなぜ射精が早まってしまうのか、どのような改善方法があるのかについてお話していきます。
早漏症とは
そもそも早漏症にはどのような症状で定義されているのでしょうか。
シドニーのオーストラリア性健康センターより、2008年5月21日に発表された「生涯早発射精の証拠に基づく定義:早期射精の定義のための性医学特別委員会の国際社会の報告」によれば、今日の早漏の定義が様々であるため、データなどの証拠をベースにした早漏症の定義を行ったとしています。また、早漏症の定義に当たってそして最も重視しなければならない要素としては、「射精が早いこと」、「どの程度できているのか、射精のコントロール、早漏症によってネガティブに個人帰結を結んでいること、について自覚的である」という点で全会一致したとしています。
その上で早漏症の定義を「挿入の約一分前、または約一分後におこる射精、ほぼ全ての挿入において射精時間を延ばすことが出来ないこと、苦痛、悩、欲求不満、性的な親密関係をさけることといった個人的な帰結によって特徴づけられる男性機能不全」と提案しています。
厳密な定義ではありませんが、大きな指針の1つとして考えてよいでしょう。他で提唱されているような「パートナーが満足感を得られていない場合」などの数値化されない定義ではあいまいになってしまいますが、「挿入1分前後の射精」という数値で見てみるとかなり具体的に例が挙げられるのではないでしょうか。
早漏症の原因
そもそも早漏症が引き起こされる原因とは何なのでしょう。いくつかの原因が考えられますが、簡単にいうと多くの方が「極度の緊張」によって引き起こされていることが分かっています。
人の体には、神経の伝達を行う「交感神経」と「副交感神経」の二つがシーソーのようにバランスをとることで成り立っている「自律神経」というものがあります。このシーソーのバランスが崩れてしまう事でやる気がでなくなったり、怒りやすくなってしまったり、気持ちややる気に支障が出ることがあります。早漏症の方は射精する時に優位に働いている交感神経が、性行為において優位な状態が維持されやすくなってしまう事で、通常よりも早い射精が引き起こされてしまうのです。
これは経験が少なく、性行為において緊張しやすい若い方で見られることもあれば、働き盛りの成人男性がストレスなどによって自律神経のバランスが崩れてしまう事でも引き起こされます。年齢で起こりやすさを線引きできない症状なのです。
早漏症の治療法
早漏症の改善には現在いくつか確立されたものが存在します。大きく分けると、感度を落とすことによって刺激を受けにくくし射精時間を延長する方法と、前述した自律神経のバランスをとりやすい状態にしてあげることで射精をコントロールしやすくする方法の2つに分けられます。
リドカインスプレー
感度を落とす方法として一般的なのは、陰茎に麻酔剤をスプレーすることで感度を落とす方法です。局所麻酔薬として世界中で広く利用されており、比較的安全性が高い「リドカイン」という麻酔薬を使用する方法が一般的です。
塗布する量にも寄りますが、効果としては通常大体20~30分程度で効果が現れ、20分程度効果が持続します。性行為の直前に適量を塗布し、効果が現れたら洗っておいた方が良いでしょう。多くはありませんがかぶれなどの副作用を防ぐ目的と、口淫、挿入などの性行為においてでリドカインの成分が移ってしまうと相手の感度も落としてしまう可能性があるためです。
リドカインスプレーとしては、ドイツのウォルター・リッター社が市販している「リドスプレー」が有名でよく知られていますが、その他のメーカーから出ている類似品も多く、いずれもインターネット上の通販サイトなどで取り扱われています。日本では「キシロカイン」という商品名でアスペンという製薬会社から市販されていますが、病院などで使用されることが一般的で、個人で使用するような形態になっていません。インターネット等での医薬品の購入は、偽物が含まれる事例もありますので、処方を希望される方は専門の医療機関・クリニックに相談しましょう。
ダポキセチン
自律神経のバランスを作用をもつ「ダポキセチン」を服用することも早漏治療の方法のひとつです。
射精は交感神経が優位に働いているときに起こることがわかっており、交感神経が優位な状態が続くことで射精が起きやすくなってしまいます。これは「セロトニン」という気持ちを落ち着かせるホルモンが少なくなっていることが原因であることがわかっていますが、ダポキセチンにはセロトニンの量を増やし交感神経の働きを抑制する事で自律神経のバランスを保つ効果があるのです。この働きからダポキセチンは「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」という薬剤に分類されています。自律神経のバランスが正しく働き射精のタイミングをある程度コントロールできるようになることで、早漏症を改善することができます。
現在、イタリアのメナリーニ社から市販されている「プリリジー」というダポキセチン製剤が、広く世界中で早漏治療薬として服用されています。規格としては30mgと60mgの錠剤の2種類があり、3錠1パッケージという形で販売されています。
1日1回1錠を性行為前に服用すると、約1時間程度で効果が現れ5時間程度持続します。90mgまで増量して服用できます。リドカイン同様に日本では処方されていない医薬品ですので、必ず医師の処方のもとで服用するようにしましょう。
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ユナイテッドクリニックでは初診料・再診料は頂いておりません。お薬代のみの請求なので、格安かつ最安値で処方を目指しております。また、全てのは院は駅近の好立地なので、人目につかずにご来院頂けます。医師・受付スタッフ全て男性で構成されていますので安心してご利用頂けます。
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記事監修
- 平成16年
- 秋田大学医学部医学科卒業
- 平成16年
- 上尾中央総合病院
- 平成26年
- ユナイテッドクリニック池袋院
- 平成27年
- ユナイテッドクリニック上野院
- 平成29年
- ユナイテッドクリニック大宮院院長就任