糖尿病はEDになるの？

コラム

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2018.02.20

糖尿病は今や国民病とも言えると思います。そんな糖尿病ですが、アメリカの研究グループが糖尿病の男性はED（勃起不全）の発症リスクが2倍から3倍も上昇するという研究結果を発表しました。EDは男性にとって大きな問題だと思います。EDはsexにのみ関する問題とは限りません。人間の欲求不満を解消するという事は身体にっとって悪影響を軽減し、仕事などのやる気や集中力を向上させる事に繋がります。性交渉は子孫を後世に残すためでなく、人生を謳歌する為にも重要なファクターです。

ED（勃起不全）の範疇

EDと聞いて「自分はまだ大丈夫。」と考えていませんか？ED（勃起不全）は完全に勃起しない状態を指すだけでなく、「勃起がしにくい状態」や「挿入中に萎えてしまう」など性行為時の勃起に関する事を指します。もし、少しでもsexをするのに手間取る事が増えたならEDの可能性があります。ED治療薬には即効性のあるものや長時間作用するタイプのものもあるのでシーンに合わせて選べるのも特徴と言えます。緊張してしまったり興奮しすぎて勃起しない場合や、過去の失敗経験で上手く勃起させることが出来ないなど精神的な懸念がある場合も年齢にかかわらず20歳を越えているのであれば、ED治療薬の服用が可能です。また、糖尿病の有無に関わらずEDは発症リスクは存在します。

EDは糖尿病のサイン？

アメリカ国立糖尿病・消化器・腎疾病研究所（NIDDK）によると糖尿病の患者の内20％～75％がEDを経験したことがあり、糖尿病の患者は一般の男性に比べのEDの発症リスクが2倍から3倍も上昇すると発表されています。糖尿病自体自覚症状が少なく、ある日健康診断で血液検査をしたら「糖尿病です」と宣告されることも少なくはありません。EDは糖尿病の数少ない自覚症状の1つと言えるでしょう。もし、sexをするのに手間取る事が増えることがあれば糖尿病を発症している可能性があります。特に45歳以下の男性でEDの所見が見られる場合は糖尿病の早期発見の重要な指標となります。

糖尿病は血管を硬くし血の流れが悪くし様々な健康被害を誘発させます。EDは男性器に繋がる血管が詰まる事が最も多い発祥要因です。男性器に繋がる血管は心臓や脳に繋がる血管に比べて非常に細く詰まりやすくなっています。男性器が機能不全を起こしても直接生命維持に関係をしないので、血管が細くなったと考えられますが、日本人の健康寿命が延びている事を考えてもEDは早期に改善をして何歳になってもsexは楽しみたいものです。

糖尿病を対処してEDも克服

糖尿病の発症要因とEDの発症要因は非常に似通ています。血糖値のコントロールの不良や高血圧、肥満、喫煙習慣など糖尿病とEDは要因となるものが共通しています。要因が同じということは自ずと対処法も同じとなります。糖尿病とEDは共に食事療法や運動療法によって進行を抑え改善を図ること出来ます。そして非常に重要と言えるでしょう。血糖値や血圧をコントロールして目標値に近づけられれば次第に体調も良くなり、糖尿病による合併症などのリスクも低減していきます。

ED治療薬であるバイアグラ、レビトラ、シアリスなどの薬剤はあくまで対処療法なので、ED自体を完治させることはできません。ED治療薬は必要なタイミングで服用し、日々の生活習慣を見直すことで治療に当たりましょう。また、適度な運動は糖尿病の改善に役立ちます。運動をすることでメタボの解消にもなりますし、基礎体力をつけることで疲れにくくなります。体が疲れやすいと栄養ドリンクなどに頼りがちですが、飲みすぎると「ペットボトルシンドローム」という糖尿病の一種になりやすくなります。運動を続けると男性ホルモンが分泌されやすくなり、生殖意欲が増します。体型もスマートになりますし、体力的にも夜は頑張れるでしょう。

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