コラム

column

自分に合わないAGA治療

2017.11.27

AGAとはAndrogenetic Alopeciaの略称で、男性型脱毛症を意味します。症状としては、思春期以降に頭頂部の毛髪が減少したり、前頭部の生え際が後退してくるといったことが挙げられます。AGAを進行させる原因には遺伝（特に母方から）、男性ホルモンが与える悪影響、血流の悪化、ストレスなどが挙げられます。AGAは成人男性の多くに発症がみられる薄毛症状であるため、悩みを抱える方のためにさまざまな治療法が開発されています。多くの治療法があるため、知識のないまま治療を始めてしまい、自分の症状に合わないAGA治療に無駄なお金と時間を費やしてしまう方もいらっしゃるようです。今回は、AGA治療についてお話していきます。

AGA治療

AGA治療として有名なのはCMなどでもよく見かけるリアップ等の育毛剤ではないでしょうか。その他、内服薬、植毛、かつらでの対処といったものがあります。これらの中には高い効果を謳っているにもかかわらず、医学的な根拠がなかったり、不必要な治療のせいで逆に症状を悪化させてしまうものもあります。こういったことを避けるために、2010年に日本皮膚科学会より科学的根拠に基づいた「男性型脱毛症診療ガイドライン」が発表されました。このガイドラインでは現在ある治療法と治療薬を次の5段階で評価しています。

推奨度の分類（A：強く勧められる、B：勧められる、C1：十分な根拠はない、C2：勧められない、D：行うべきではない）
【A】：ミノキシジル（リアップ）、フィナステリド（プロペシアなど）
【B】：自毛植毛
【C1】：塩化カルプロニウム（カロヤン、アロビックス）、ｔ－フラバノン（サクセス）、サイトプリン（薬用毛髪力）、アデノシン（薬用アデノゲン）、ケトコナゾール
【C2】:セファランチン（薬用CROW）
【D】：人工植毛

以上から、まず人工植毛は誰にも適さないAGA治療であることがわかります。頭皮に異物を植え付けるので炎症を引き起こしたり、費用面でも数十万～数百万円という高額になるためデメリットしかありません。

軽症の方には

次に、最近毛髪のボリュームが落ちてきたような気がするといった軽症の方にお勧めの治療です。軽症の方には、上記【C1】に分類される育毛剤と【A】のミノキシジル、フィナステリドの服用が推奨されます。ミノキシジルは、リアップ等の外用剤でも発毛効果が認められますが、内服薬のほうがより高い効果があることが知られています。フィナステリドに関しては、発毛効果はありませんがヘアサイクル（毛髪が作られ成長していく周期）を正常に戻し抜け毛を減らす効果があります。そのため、ミノキシジルとフィナステリドの併用が効果の高い治療であるといえます。

中等症、重症の方には

頭頂部の毛髪がかなり薄くなっていたり、前頭部の後退が目立つ、ほとんど毛髪が薄いといった中等症、重症の方には軽症でも説明しました、ミノキシジルとフィナステリドの併用が強く勧められます。また当院では、フィナステリドの約1.6倍高い効果を持つデュタステリド（ザガーロ）の処方も行っております。ミノキシジルとデュタステリドを併用することもでき、この組み合わせが最も効果の高い治療です。

最後に

AGA治療には多くの種類のものがありますが、ご説明してきたような薬剤の服用が最も高い効果が認められ、さらに費用も低く抑えることができます。基本的に、ほとんどの方にミノキシジル、フィナステリドやデュタステリドの服用が推奨されますので、AGAでお悩みの方はこれらの薬剤の服用を検討ください。当院では、医師が患者様の頭皮の状態に合わせて上記薬剤とミネラルなどを調合した「AGA ドクターズカクテル」の処方を行っており、これまで患者様に高い発毛効果を実感していただいております。AGA治療でお悩みの方は、ユナイテッドクリニックへご相談ください。

AGA治療はユナイテッドクリニックにお任せください。

AGA治療はユナイテッドクリニックにお任せください。プロペシア、フィナステリド、ザガーロ、アボルブ、ロゲイン、ミノキシジルタブレット、アロビックス、ケトコナゾールシャンプー、AGA ドクターズカクテルはユナイテッドクリニック各院同価格で地域最安値で処方を行っております。関東、中部、近畿、九州、各地方にユナイテットクリニックはありますので、お近くの方はもちろん、旅先や出張などでお越しの際もご利用頂けます。また、髪の毛の成長を助ける亜鉛やビタミンB、リジンも取り扱いがございます。