わかめを食べていると髪が増える、という話は昔から都市伝説のようによく聞きますがはたして本当なのでしょうか?自分も祖母や友人から聞いた覚えがあります。今回は”わかめで髪が増えるのか?”という説に真っ向からぶつかり、医学的、科学的、生物学的見地から説明していきましょう.
①髪の成分とは?
②薄毛の原因とは?
③わかめと薄毛の関係とは?
④髪にいいわかめの適正摂取量と、髪にいいとされる食品とは?
⑤薄毛を治すには?
⑥薄毛は医師に相談を
①髪の毛の成分とは?
まず、髪の毛ってなにからできているの?というところから話しなければなりません。髪の毛の80%~90%はタンパク質です。水分が10~15%、メラニン3%、脂質1~6%と言われています。つまり髪の毛のほとんどはタンパク質なんですね。このタンパク質はケラチンという名前で、聞いたことある方も多いのではないでしょうか?このケラチンは18種類のアミノ酸からできているためバランスのいい食事を摂取する必要があります。
つまり”わかめ”だけ摂取すればいい、というものではく、大量にわかめを摂取している方には残念ですが、多く食べることが髪の毛の増える原因とはならないことを理解しましょう。栄養不足によりケラチンが少なくなると髪が細く、弱々しく、ツヤがなくなり、成長が遅くなるといわれています。
薄毛の原因となるもの
薄毛の原因は
1.遺伝
2.血行不良
3.栄養不足
4.頭皮環境が悪い
の4つが主な原因といわれています。
髪の栄養は毛乳頭という根っこの部位で頭皮内の毛細血管と接しており、偏った食生活、生活習慣、ストレス、喫煙、飲酒、ストレスなどから血行不良がおこると髪の毛が栄養不足になり、ケラチンが生成されないため薄毛につながります。また、青年期以降、生え際や頭頂部又はその両方から薄毛になることをAGA(男性方脱毛症)と呼びます。AGAの原因は活性型男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)が生成されることで髪の毛が育つヘアサイクルが乱れ、まだ育ちきらない弱い毛がほどで大量に抜け、ほうっておくとその勢いは加速するのです。
このDHTの生成に関わる酵素の感受性が遺伝により人によって異なることがわかっています。遺伝は立証するのが非常に難しく、治療ができませんが隔世遺伝といって母方の父親つまり祖父がAGAだと薄毛になる可能性が高いといわれています。早めの治療をお勧めいたします。また、遺伝以外の血行不良、栄養不良、頭皮環境の改善は今すぐにでも治療開始することができます。
③わかめと薄毛の関係とは?
わかめや昆布などの海藻類にはミネラルが豊富でカルシウム、鉄分、亜鉛など栄養素も豊富に入っている健康食品ではありますが、髪の毛を増やす効果はありません。なぜかというと、髪の毛というものは体の組織の中でも生命を維持する臓器ではないため、栄養がまわってくる優先順位は低いという事実があります。要するに髪に届く前に他の臓器が栄養を吸い上げてしまうのです。残念ながら”わかめ”だけでなくこれさえ飲めば髪が生えるという食材はありません。バランスよく食べることで髪の毛も身体も健康になることを覚えておきましょう。
④わかめの適正な量と、髪にいいとされる食品とは?
わかめの摂取において適正量は28gといわれています。わかめの過剰摂取は甲状腺の病気のリスクも指摘されていますので適量をバランスよく摂取するのがいいでしょう。食事制限などはせずに普通の食生活で摂取できます。
髪にいいとされる食べ物を簡単にご紹介しますので参考にされてください。
シスチン:穀物類(米、小麦など)、豆類、魚介類、肉類など 90~100mgの摂取が望ましい
グルタミン酸:穀物類(米、小麦など)、豆類、魚介類、肉類 チーズなど 90~100mgの摂取が望ましい
グルタミン酸は味噌汁などのうま味成分のこと。
ロイシン:牛肉、レバー、アジ、鮭、ほうれん草、乳製品、大豆製品 過剰摂取しない程度が望ましい
これらは少しの心がけで摂取することが可能です。髪だけでなく身体の健康の観点からも推奨させていただきます。
薄毛を治療するには?
薄毛治療の薬は様々なものが市販されており、やってみたけど効果がなかった、毎日できず途中でやめてしまった、など髪の毛が生えてきている途中で治療を中断される方が多いのも薄毛治療の特徴です。髪の毛は2~6年で生えては抜けるを繰り返しています。これをヘアサイクルと呼びます。薄毛のほとんどはAGA(男性型脱毛症)といわれ、円形脱毛症などのストレスからくる薄毛と区別されています。AGAは原因が活性型男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)であると医学的に証明されています。
DHTは自然に存在しません。薄毛に関与しない男性ホルモンのテストステロンが髪の毛にある酵素5αリダクダーゼと反応することでDHTが生成されます。一旦DHTが生成されると2~6年のヘアサイクルが3か月~1年ほどに短縮され、まだ育ち切らない弱々しい、短い毛が大量に脱毛することで薄毛が目立つようになります。恐ろしいことにDHTの生成は「これ以上髪の毛をつくらないで」という間違った指令を出すことで新しい髪の毛を生成することもブロックしてしまいます。いわばダブルパンチのような状態でどんどん薄毛が進行していくことがAGAの特徴ですのでできるだけ早い段階で治療を開始し、髪が成長するのに2~6年かかる、ということを忘れずに年単位で継続治療することをお勧めいたします。
薄毛は医師に相談を
昔のエジプトの王様のミイラにカツラが装着されていたという歴史からもわかるように薄毛は紀元前から大きなコンプレックスだったようです。現代では医療も発展して薬剤での治療が可能です。特に日本皮膚科学会が発表した男性型脱毛症診療ガイドラインに沿った治療が最も効果があります。このガイドラインにおいて「強く行うことを勧められる」のAランクにある、フィナステリドとミノキシジルが基本の治療となります。フィナステリドはDHTを作り出す酵素5αリダクダーゼを阻害することでヘアサイクルを正常化させる効果があります。フィナステリドは5αリダクダーゼのⅡ型を抑制することで知られ、Ⅰ型Ⅱ型の両方を抑えるのはデュタステリドという薬剤です。
デュタステリドのほうがDHT抑制効果が強いことで知られますがフィナステリド、デュタステリドどちらも抜け毛を予防する効果が主なもので発毛効果はいまいちです。発毛効果を期待する場合はミノキシジルが適応となります。ミノキシジルは血流を改善することで髪の毛に栄養が十分届くようになり、発毛すると考えられています。日本では大正製薬から販売されている「リアップ」はミノキシジルの塗り薬ですが、AGA専門クリニックでは内服薬を処方しており内服薬のほうが全身に作用するために効果が高いことで知られます。ユナイテッドクリニックではこれらのAランクの薬剤に加えオリジナルの配合で髪の栄養素プラスダメージケア用のシャンプーを加えたフルセット、AGA ドクターズカクテルを処方しており98%以上の発毛率で人気があります。ご相談お待ちいたしております。
AGA治療はユナイテッドクリニックにお任せください。
AGA治療はユナイテッドクリニックにお任せください。プロペシア、フィナステリド、ザガーロ、アボルブ、ロゲイン、ミノキシジルタブレット、アロビックス、ケトコナゾールシャンプー、AGA ドクターズカクテルはユナイテッドクリニック各院同価格で地域最安値で処方を行っております。関東、中部、近畿、九州、各地方にユナイテットクリニックはありますので、お近くの方はもちろん、旅先や出張などでお越しの際もご利用頂けます。また、髪の毛の成長を助ける亜鉛やビタミンB、リジンも取り扱いがございます。
診察料は頂いておりません。プライバシーも配慮を欠かしません。
ユナイテッドクリニックでは初診料・再診料は頂いておりません。お薬代のみの請求なので、格安かつ最安値で処方を目指しております。また、全てのは院は駅近の好立地なので、人目につかずにご来院頂けます。医師・受付スタッフ全て男性で構成されていますので安心してご利用頂けます。
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記事監修
- 2008年
- 久留米大学医学部医学科卒業
- 2008年~
- 福岡大学病院にて卒後臨床研修後、同大学医学部形成外科に入局 (2017年3月退局)
- 2011年
- 山口県済生会下関総合病院形成外科
- 2012年
- 新小文字病院形成外科
- 2013年
- 福岡大学大学院生体制御系専攻入学(2017年3月修了)
- 2014年~
- 正樹会佐田整形外科病院形成外科
- 2016年
- 九州中央病院形成外科
- 2017年4月
- ユナイテッドクリニック福岡博多院院長就任