プロペシアでEDになる？

コラム

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2017.11.24

プロペシアを服用することでEDになるのか？

ということが、ネットでもたくさんの話題となっております。
AGAでこのお薬を飲まれている方にとっては心配ごとの1つとなっているかもしれませんね。
それではまずプロペシアの成分と効果、副作用を確認してからEDの要因をみて関係性を確認してみましょう。

プロペシアでEDか悩む男性

プロペシアの成分と効果、副作用

プロペシアはフィナステリドという主成分のAGA治療薬で、効果としてはAGAの原因物質である男性ホルモンDHT（ジヒドロテストステロン）の産生を抑制する働きがあります。
経口タイプの内服薬となり、もとは前立腺肥大症の治療薬として服用されていました。前立腺肥大症の副作用として毛髪の成長にも効果があるとされ、のちにAGA治療薬として誕生し現在に至ります。
プロペシアの効果としてはDHT（ジヒドロテストステロン）が増えて髪の毛の成長、発毛サイクルが乱れてしまった状態を改善します。よって抜け毛を予防し発毛サイクルを充実させて毛髪の状態を良くしていきます。ただし、これは直接発毛を促すものではありません。

今のところ、EDとの関係性は分りませんね。副作用を確認していきましょう。

プロペシアの副作用は以下の通りです。
発生頻度が1～5％未満の副作用としてリビドー減退（1.1％）、発生頻度が1％未満の副作用として勃起機能不全（0.7％）、射精障害（0.4％）、精液量減少（0.4％）、下痢（0.4％）、胃不快感（0.4％）、鼓腸（0.4％）、高脂血症（0.4％）、熱感（0.4％）と記載があります。
これはプロペシアの添付文書というお薬に置いての詳細説明に記載があるものです。これによると確かに勃起機能不全があげられ、性的衝動を発動させる力のリビドーが減退とあるためEDを発症する可能性は否定できないようです。

EDとの関係性

どの程度の状態からEDと呼ぶのか？ということになりますが、性行為をする際に充分な勃起が難しい状態とあります。これは大きく2種類あるようで、
性欲はみなぎるほどあるけど勃起が難しい、勃起はしたけど硬さが足りない、挿入後中折れしてしまう、という器質的なED。
勃起に至るまでの興奮状態にならない、性行為をしたい気持ちにならない、プレッシャーを感じやすい、という心因的なED。
いろいろな原因でEDが発症するようですが年齢も高齢になってくること条件があてはまってくるようです。
もし、上記のような症状になってしまった場合、一概にAGA治療薬のプロペシアが原因と答えを出してしまうことはプロペシア服用時の発生率とEDの原因を見ても早計かもしれません。

プロペシアを服用してED気味になって不安を感じた場合は医師にご相談下さい。ED治療薬を併用する事も可能です。
またご自身でもEDになった原因はないか確認することも必要かもしれませんね。運動や食事による生活習慣の改善でEDやAGAの治療効果も良くなるでしょう。

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