ED治療薬の副作用に対して頭痛薬などは併用可能？

コラム

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2017.11.22

ED（勃起不全）にお困りの方は非常に多くいらっしゃいます。そんな男性の救世主として現れたのがバイアグラを初めとしたED治療薬です。これらの治療薬を服用することで強い勃起力を得ることが出来ます。しかしながら、医薬品ということもあり副作用や飲み合わせの悪いお薬もあります。副作用としてよく見られる症状で火照りや頭痛があります。火照りや頭痛はED治療薬の作用機序の性質上どうしても発現しやすいものになります。今回はED治療薬を服用したときに頭痛がしたときに頭痛薬を服用して良いのかなどを説明します。

ED治療薬の副作用

医薬品の多くに副作用が存在します。「風邪薬を服用したら眠くなった」といった本来の医療目的にはそぐわない効果のことです。ED治療薬を服用した際に、副作用として頭痛が発生する確率は日本国内の臨床実験のデータによると、バイアグラとシアリスは約11％、レビトラは約6%です。ED治療薬を服用すると頭痛がするのは、お酒を飲むと頭が痛くなることと非常に似ています。お酒には血管を拡張する作用が含まれており、脳の血管が拡がりその血管が脳神経を圧迫することで刺激されて頭痛がします。ED治療薬も陰茎に繋がる血管を拡張することで勃起力を補助する作用機序を持っているので、脳内の血管に作用することがあり副作用として頭痛が起こることがあります。

ED治療薬を服用した際に頭痛がしたとき

ED治療薬を服用した際に頭痛がした場合は頭痛薬を併用して悪影響はあるのでしょうか？結論から言うと「問題ありません」。ED治療薬は血管を拡張することで勃起力を改善する目的の薬剤です。頭痛薬に含まれる鎮痛・抗炎症作用とは作用機序が異なるためお互いに干渉することはありません。もし、ED治療薬の副作用で頭痛が発症した経験のある方はロキソニン錠などの鎮痛・抗炎症剤を併用することをお勧めします。このロキソニン錠は服用後20分ほどで効果が得られ4～5時間ほど効果が持続するのでバイアグラと同時に服用することで大事な行為を頭痛に煩わされる回数も減るでしょう。

ただし、ロキソニン錠にも副作用はあります。飲み合わせの悪いお薬や持病などで服用不可の場合もあるので注意をしてください。ロキソニン錠には具体的な副作用として胃を荒らす場合があります。以前にロキソニン錠を服用した際に胃痛や胃のむかつきなどを感じられた方は胃薬も同時に服用すると良いでしょう。

先ずは医師に相談

薬に関することで少しでも不安や疑問がある場合は医師に必ず相談してください。ED治療薬はインターネットなどで購入を促す広告が多く出回っていますが、そのうちの多くは偽造品を取り扱っていることがわかっています。ED治療薬を購入するのも相談するのも必ず医師の指導に従ってください。

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