ED治療薬は頓服薬？

コラム

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2018.03.05

ED治療薬は頓服薬なのか？というのをたまに患者様から聞かれます。まず頓服という言葉自体お医者さんであればよく使う言葉ですが、一般の方だとあまり馴染みがなく知っている方も少ないのではないでしょうか？なので今回はまず(頓服・頓服薬)とは何なのか？ということからED治療薬も頓服薬になるのか？まで順にご説明させていただきたいと思います。

頓服・頓服薬

頓服とは「体調がひどく悪い場合、悪くなりそうな場合に即効性を活かし一時しのぎに使うお薬」のことを指します。頓服薬は短時間で効果が期待でき、効果・効能も強いので実感がしやすい、のが条件です。なので、例えば「飲んだけど効いてるのかな？」というような効果が薄い薬は頓服薬とはなりません。そして、あくまでも一時しのぎに使うので根本的な治療に使う事はありません。

よく内服薬と頓服薬の違いがあまりよく分からないと仰っている方も沢山いらっしゃいますが、簡単に言うと内服薬は食後や食前など服用のタイミングが決められているお薬の事を言います。
頓服薬は上記のように体調等がひどい場合、要は特定の症状が出た時にのみ服用します。

ED治療薬は頓服薬なのか？

次にED治療薬についてお話させていただきます。ED治療薬にはよく知られているものでバイアグラ（シルデナフィル）・レビトラ(バルデナフィル)・シアリス（タダラフィル）等があげられますが、多少の差はあるもののどれも即効性があり服用された大半の方が効果を実感することが出来ます。そしてED治療薬は、性行為の前に飲むものであり毎日服用するものではありません。薬剤によって差はあるものの即効性もあり服用された大半の方が効果を実感することが出来ますのでED治療薬は頓服薬といえるでしょう。

頓服薬には様々な種類とそれぞれ副作用があり、それはED治療薬も例外では無く、軽い副作用が有ります。主に出る症状として、顔の火照りや頭痛・吐き気・眩暈（めまい）等が挙げられます。そういった場合は服用時にいつもより多めの水を飲んだり、複数回服用することで身体が副作用に慣れていく場合も有ります。それでも副作用が気になる場合はED治療薬の種類を変えたり、同じED治療薬でも含有量を変更したりする事で症状が緩和される場合も有ります。ただし、ご自身で判断するのではなく医師に相談した上で用量を変更して下さい。

即効性や硬さではバイアグラ(シルデナフィル)ですが、副作用のマイルドさや食事の影響を受けにくいのはシアリス(タダラフィル)になります。こういった僅かな情報でも知っておくといざ副作用が出た時に焦らずに対応できるかもしれないので便利かも知れませんね。

ED治療薬だけでは根本解決にはなりません

少しショッキングな見出しではありますが、ED治療薬は血管を拡張することで勃起を補助する医薬品です。糖尿病の合併症などで男性器につながる血管が細くなることでEDを発症してしまいます。また、精液の原料となる亜鉛不足や中年以降は減少をし続ける男性ホルモン不足による性欲減退によるEDも十分考慮しなければいけません。亜鉛不足は脱毛や味覚障害の原因、男性ホルモンが不足するとLOH症候群（男性更年期障害）に繋がります。亜鉛を摂取すると精液量が増えて射精時の快感度が上昇するほか、精液量が増えることで性行為の回数や射精後の再勃起が早まります。男性ホルモンはDHEAというサプリメントで補充することができ、男性ホルモンは認知症の予防や決断力の上昇、筋肉量の増加など男らしさを司る成分です。ED改善効果もあり、性欲増進効果もあります。男性ホルモンが多い男性と少ない男性の写真を不特定多数の女性が見比べた際に多い男性の方がモテるという研究結果もあるので、男性ホルモンは雄としても必要であると言えます。亜鉛もDHEAも当院独自の「ドクターズサプリ」として取扱いがあり、市販のものより高含有量なので非常にお勧めです。亜鉛やDHEAは即効性は有りませんので頓服薬ではありませんが、効果効能は高く男性、特にビジネスマンには必要な栄養素なのでぜひお求めください。

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