自分で行える薄毛対策

コラム

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2017.11.24

AGA(男性型脱毛症)の治療に最適なお薬といえば、脱毛を防ぐ成分「フィナステリド,デュタステリド」と頭皮の血行を良くすることで毛髪の発育を促す成分「ミノキシジル」となり、これらの有効成分を含んだお薬を併用し脱毛を防ぎつつ発育を促すことが現在のAGA治療のスタンダードになっています。

しかし、お薬を使う以外にも自身で行うことが出来る薄毛対策が存在します。ここではそれらの方法についてご説明します。

規則正しい生活習慣と食事の栄養バランスを考える

規則正しい生活習慣を整え、栄養バランスを考えた食事をするだけで頭皮・髪の毛には大きな影響があります。

・十分な睡眠時間をとり、眠りの質を上げる

十分な睡眠時間が得られないと髪の毛が成長するために必要な成長ホルモンの分泌量が減少し髪の毛の成長を阻害する事になってしまいます。また、睡眠不足が原因でストレスがたまりホルモンバランスが乱れる事で血行不良を引き起こす可能性もあるといわれています。血行不良になると髪の毛に血液を通じて十分な栄養を送る事ができなくなるため結果として髪の毛の成長を阻害する事になってしまいます。また、睡眠の質を上げる事で睡眠時間が十分とれない方でも対策する事も可能です。夜の22時~2時までの間が成長ホルモンの分泌量が最も多くなるといわれています。この時間に睡眠をとる事で髪の毛の元となるタンパク質の合成量増加も見込めるのでお勧めです。他に睡眠の質を上げる為に重要なことはリラックスして眠る事です。睡眠前にリラックスした状態でいると副交感神経が睡眠時の状態と近い状態になるため自然と睡眠状態に入る事ができ、短い睡眠時間でも効果の向上が見込めます。また、スマートフォンやパソコンのディスプレイに含まれるブルーライトは睡眠を正常にするホルモンであるメラトニンの働きを抑制してしまうので、睡眠前にはあまり使用しないことをお勧めします。

・頭髪に良い成分を食事で摂取する

髪の毛の成長に有用な成分としてしられているのは”タンパク質、ミネラル、ビタミン、セレン、亜鉛、イソフラボン”などです。タンパク質はケラチンという成分の原料となる成分で、そのケラチンは頭髪を構成する成分で髪の毛の原料になる成分です。ミネラルには髪の毛の育成を促進する作用があります。ビタミンは血行を促進し頭髪に栄養を送りやすくし髪の毛の老化を防止する働きがあります。イソフラボンと亜鉛にはAGAの原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の素となる成分を抑える働きがあるといわれています。AGAの予防には最適な成分であるといえるでしょう。

反対にAGAに対して悪影響を与えてしまうのが「油分、糖分、塩分、食品添加物」です。これらが含まれるものを食べ過ぎてしまうと皮脂に悪影響を与えたり血行を悪化させてしまい、髪の毛の育成に悪影響を与えてしまうのでご注意ください。

有酸素運動をする

有酸素運動をして汗をかくことで微量ではありますがDHTを汗と共に流し出すことができます。他にも血行改善やストレスの発散にもつながるのでお勧めです。ジョギング等で体を動かすだけでなく、湯船に毎日つかったりサウナに入り汗を流す事も効果的です。

飲酒、喫煙を控える

煙草とお酒はどちらもAGAに悪影響を与えます。

喫煙は毛髪の生育に必須なビタミンを破壊してしまいます。他にも血管を狭めて血液のめぐり悪くしてしまいます。アルコールは体内で分解される際に髪の毛を作り出す原料であるアミノ酸と清潔な頭皮の皮膚をつくる為のビタミンを大量に消費してしまいます。それ以外にもアルコールを分解した際に生成されるアセトアルデヒドという物質が血中内に移行するとDHTを抑制する栄養素を減少させ、結果としてDHTの量を増やしてしまうといわれています。

しかし煙草とお酒をたしなんでいる方にとってはどちらもすぐに辞める事は難しいと思います。無理矢理やめたことで、ストレスが増加してしまう事もAGAにとってはよくない事です。まずは過度なストレスを感じない程度に量や頻度を減らしてみてはいかがでしょう。

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