バリフ
レビトラは2004年に日本で認可された2番目のED治療薬でバイエル社が製造販売しております。日本ではレビトラのジェネリックの発売はまだ行われていません。日本での特許権の満了にはまだ時間がかかるようです。海外では特許事情が違ったり、提携後発メーカーがジェネリックを発売していたり、また先発品メーカーが後発薬も販売していたりと様々な理由でジェネリック医薬品が販売されています。例えばレビトラジェネリックには「スタキシン」というものがありますがこれはレビトラの製造販売メーカーである米バイエル社がアメリカで製造販売しているレビトラのジェネリックです。
「バリフ(Valif)」とはレビトラと同成分のバルデバフィルを主成分とするED治療薬でバルデナフィル製剤としては最も有名な薬剤です。通販や個人輸入ではバリフがレビトラのジェネリックの代名詞ともいえる存在です。
*ユナイテッドクリニックではバリフ、バリフオーラルゼリー(ジェリー)の取り扱いはしておりませんがレビトラ(バルデナフィル)を安い価格で処方しておりますのでご安心ください。
バリフとは
バリフはバルデナフィルを主成分とするED治療薬でAjanta Pharma(アジャンタファーマ)が製造販売しています。アジャンタファーマの医薬品は世界25か国以上で販売され、5つの最先端の工場を持つ大手メーカーです。カマグラ、バリフ、タダリスなどED治療薬だけでなく心臓病、眼科、呼吸器科、皮膚科などの多くの医薬品を製造しております。ジャンタファーマ社などの薬剤は「国境なき医師団」の方たちが多く使用していることでも知られており、多くの方の生命や健康を守っています。
日本ではレビトラはバルデナフィルとして通常10mg、20mgまで増量できますがバリフも同様です。バリフの用量・用法はバルデナフィルとして通常10mgを1回服用します。20mgまで服用が可能です。ただし通販や個人輸入では殆どバリフ20mg錠ばかりで10mg錠を見かけることはありません。
商品名:バリフ(Valif)
製造元:アジャンタファーマ(AjantaPharma)
主成分:バルデナフィル塩酸塩水和物
効果:レビトラと同じ
バリフの効果
バリフの主成分はバルデナフィルですので基本はレビトラと効果や副作用は全く同じです。バリフやレビトラはPDE-5阻害薬に分類される薬剤でPDE-5阻害薬は主にED治療で使われています。PDE-5阻害薬は陰茎海綿体で勃起に関与するPDE-5という酵素の働きを抑え、陰茎周辺部のNO作動性神経に作用して血管を拡張させ、血流量を促すことで勃起の持続力を促します。
また有効成分であるバルデナフィルは飲食の影響を受けにくいため、バイアグラ(シルデナフィル)と比較するとシルデナフィルと違い飲食をした後での効果が半減したりしません。約700Kcalまでは食事の影響を受けないと考えられています。最も食事の影響の少ないシアリス(タダラフィル)は800Kcalまでは食事の影響を受けません。ただしED治療薬はどの薬剤も油分の多い食事を取った後は非常に吸収が悪く、効果が減弱してしまいます。バリフを食後に服用する場合には2時間以上あけて使用してください。
バリフの効果持続時間
超即効性で効果が出るまでにかかる時間が少ない事が大きな特徴です。バリフはバルデナフィルが水に溶けやすい性質を持っているため即効性があり、これはバイアグラ(シルデナフィル)やシアリス(タダラフィル)にはないバルデナフィル特有の性質です。そのため最高血中濃度に達する時間も0.7~0.9時間(42分~54分)と最も早くピークに達します。
またバリフの効果持続時間も8~10時間とバイアグラよりも長めです。
そのためED治療薬としての性能はシルデナフィルよりも即効性が高く、持続時間も長く、食事の影響も少ないためバシルデナフィルと比べるとバリフの有効成分バルデナフィルが上でしょう。
バリフの早漏治療効果
副次的な効果としてバリフ10mg以上の服用で射精時間の延長効果も認められています。これはバイアグラ、レビトラ、シアリスの3剤あるED治療薬の中で唯一レビトラ(バルデナフィル)のみに認められる効果ですので早漏、早漏がちの方にはバリフなどバルデナフィルが第一選択薬になります。バリフには性的な興奮や性欲増進作用はなく、あくまで性的な刺激を受けて勃起したペニスを補助する効果があります。つまり服用しただけでは勃起しませんのでご注意ください。また作用時間ずっと勃起するわけでもありませんのでご安心ください。
バリフの副作用
また副作用の頻度もバイアグラよりも少なめですが作用機序は同じPDE-5を阻害する薬剤ですので副作用の症状も同じです。「火照り」「目の充血」「頭痛」「動悸」「目の奥の痛み」「ものが青く見える(青視症)」などです。バリフの効果がなくなると自然と副作用の症状も軽快していきます。頭痛が気になるときはロキソニンなどの鎮痛剤で対症療法してください。
バリフの種類と違いを比較
レビトラは錠剤しか存在しませんがバリフは普通の錠剤とゼリー(ジェリー)タイプの2種類があります。バリフにOD錠はありません。
バリフの種類 | 特徴 |
---|---|
バリフ | 20mg錠が流通 |
バリフオーラルゼリー (ジェリー) |
20mgでゼリー(ジェリー)タイプ、吸収が早く即効性に優れている |
バリフオーラルゼリー(ジェリー)
バリフのゼリー(ジェリー)タイプです。バリフオーラルゼリー(ジェリー)は錠剤でなくゼリー状にしたバルデナフィル製剤です。錠剤を飲むのが苦手という人には向いているでしょう。1箱にバルデナフィル20mgを含んだゼリーが7包入った1Week Pack仕様となっています。錠剤タイプのバリフよりも吸収が早く即効性に優れていると言われているようです。
バリフの飲み方・服用方法
バリフはレビトラと飲み方・服用方法は変わりません。1日1回10~20mgを性行為の30分前に水と一緒に服用してください。バリフオーラルゼリー(ジェリー)はパックを切りゼリーを手で押し出すか、口で吸ってそのまま食べてください。
バリフは通常20mg錠、20mgを含有したバリフゼリーが市場に流通しています。全く初めてED治療薬を服用する場合、半錠にしたり、ゼリーを半分摂取するようにして、バリフの用量を10mgでお試しください。
レビトラとバリフ、バリフオーラルゼリー(ジェリー)の違いを比較
レビトラとバリフは成分が同じバルデナフィルなので効果は同じです。通常、効果時間や副作用など同等となりますが但しゼリータイプの製剤は吸収速度が錠剤よりも早いと言われていますので効果発現までの時間が変わる場合があります。バリフ錠剤の効果はレビトラ錠と全く同じです。
バリフの禁忌・併用禁忌
バルデナフィルの欠点としては禁忌、併用禁忌が多い点でしょう。例えばバイアグラ、シアリスは人工透析中の方も服用できますがレビトラ(バリフ)は人工透析中の方は服用することができません。他のED治療薬もそうですが、狭心症や心筋梗塞などでニトログリセリンなどの硝酸薬や抗不整脈薬のアンカロン、肺動脈高血圧症薬、抗HIV薬を服用されている方、網膜色素変性の方、爪白癬などで抗真菌薬を服用している方でバリフと併用できない場合があります。当院の担当医師に相談頂く際にお薬手帳をお持ちいただけると大変助かります。
バリフの通販・個人輸入に注意!
バリフなどレビトラジェネリックのネットでの口コミの評価・評判が高く、体験談でもよい話が多いですが、通販、個人輸入でのED治療薬の入手がしばしば問題になります。それはバリフなどED治療薬の通販や個人輸入で問題になっている理由は流通の際に偽物・偽造品の混入するためです。日本製薬メーカー4社の合同調査で日本のネット等通販・個人輸入の約60%が偽物・偽造品だったようです。日本でも名古屋で偽物・偽造品ED治療薬の服用による死亡例の報告があります。偽物・偽造品と思われたものは絶対に口にしないようにしてください。
ユナイテッドクリニックでは安心・安全な流通を持つクリニックでの処方をお勧めいたします。