ED治療薬アバナフィル詳細
ED治療薬アバナフィル詳細 | |
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薬剤名 | アバナフィル ステンドラ スピドラ |
製薬会社 | Vivus社など |
有効成分 | アバナフィル |
製剤画像(Vivus社HPより) |
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用量 | 50mg・100mg・200mg |
効果が出るまでの時間 | 15分 |
効果持続時間 | 5~6時間 |
食事の影響 | 受けにくい |
主な副作用 | 顔のほてり・目の充血・頭痛・動悸・鼻づまり・視野が青色調に見える |
薬剤の特徴 | 超即効性でレビトラの改良版。バイアグラ、レビトラよりマイルド。 |
アバナフィル(一般名、アバナフィル Avanafil)
アバナフィルは元々日本で開発されたED治療薬で、第4のED治療薬と言われています。
主にアメリカで流通していますが、アメリカでは「ステンドラ」、ヨーロッパでは「スペドラ」として販売されています。
アバナフィルはED治療薬の中でも最も即効性がある「超即効性」のED治療薬です。レビトラよりも即効性に優れており、レビトラの改良版といえるED治療薬です。
アバナフィルとは
アバナフィルは日本の製薬メーカーである田辺三菱製薬社が開発した成分ですが、2001年に製造権・販売権をアメリカのVivus(ヴィヴィス)社に譲渡しています。2012年にFDAの承認を得て販売が開始されるようになりました。バイアグラ等と同様にPDE-5阻害薬に分類され、ED治療薬の中では唯一の「メイド・イン・ジャパン」の薬です。
アバナフィルはED治療薬の中で即効性が最も高いことや、副作用の少なさ、食事の影響も少ないために服用しやすく、値段も安いため人気の高いED治療薬です。
ユナイテッドクリニック・ギガクリニック各院では皆様にED治療薬を安心して服用して頂けるよう、また皆さまのQOL(Quality of Life)を改善できるよう心掛けてまいります。
アバナフィルの効果
- 200mgを推奨。(50mg、100mgは殆ど流通していない)
- 200mgまで服用できる。
- 超即効性で服用後すぐに効果が表れる。
- 食事・アルコールの影響を殆ど受けない
- 副作用が少ない
- レビトラより即効性があり、レビトラより副作用、食事・アルコールの影響が少ない。
バイアグラ、レビトラよりも効果はややマイルドながら、バイアグラ、レビトラよりも即効性があります。そのため性行為直前に服用すればよく、服用のタイミングを気にしなくていいことが大きな利点であること、また食事・アルコールの影響が少なく、副作用も少ないため、とても服用しやいED治療薬です。
服用後15分で効果が発現し、5~6時間効果が持続します。日本人は性行為を意識してから実際に性行為に至るまで30分未満の方が多いと言われていますので日本人向きのED治療薬と言えるでしょう。アバナフィルも他のED治療薬同様に性欲増進や性感染症予防効果はありません。
50mg錠、100mg錠、200mg錠の3製剤がありますが、一般的に流通しているのは200mg錠です。食事の影響も受けにくいので糖尿病など食事に関係する薬を服用している方にも服用しやすくなっています。
アバナフィルの飲み方・服用方法
アバナフィルはややマイルドな作用であること、副作用が少ないため200mg錠の処方を希望される方が殆どです。ユナイテッドクリニック・ギガクリニック各院では多くの方が200mgを服用されています。
アバナフィルはすぐに効果が出る事、食事・アルコールの影響が少ないため、食事・アルコールの摂取をあまり気にせず、性行為の直前に服用していただくとED改善効果が期待できます。
どのED治療薬でも共通して言えることですが、食後はアバナフィルの効果が減弱することが言われていますのでなるべく空腹の服用をおすすめいたします。やむをえず食後に服用する場合は油っこい食事は避け、腹8分目に抑え、2時間ぐらい間をあけてから服用してください。
また少量のアルコールはリラックス効果により性欲増進作用がありますが、アルコールはEDを引き起こす可能性がありますのでご注意ください。
アバナフィルの副作用
- 顔のほてり
- 目の充血
- 頭痛
- 動悸
- 鼻づまり
- 視野が青色調に見える
上記のものが知られていますが、アバナフィルはあまり強く副作用がでることはないようです。また薬の効果が切れると自然に治まりますのでご安心ください。
ED治療薬であるPDE-5阻害薬の副作用はバイアグラ、レビトラ、アバナフィルはどれも同じような副作用がでますが、アバナフィルは即効性ED治療薬では副作用の頻度が少ない薬剤です。
アバナフィルは血管拡張剤ですので、アバナフィルの効果が表れると同時に、「顔のほてり」などが一部の方に見られますが、これらは効果発現のサインと思って頂くと良いと思います。アルコール摂取時の火照り感をイメージして頂くといいでしょう。
ご不明な点、ご心配な点は遠慮なく担当医にご相談ください。
アバナフィルを服用してはいけない方(禁忌)
禁忌:以下に該当する方はアバナフィルを服用してはいけません。
- 本剤に過敏症の既往がある患者。
- 硝酸薬あるいは一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルヒド)を投与中の患者。
- 心血管系障害を有するなど性行為が不適当と考えられる患者。
- 重度の肝障害がある患者。
- 低血圧の患者(血圧90/50mmHg以下)または治療による管理がなされていない高血圧の患者(安静時収縮期血圧170mmHg以上または安静時収縮期血圧100mmHg以上)
- 脳梗塞や脳出血や心筋梗塞の既往歴が6カ月以内にある患者。
- 網膜色素変性患者(網膜色素変性症の患者にはホスホジエステラーゼの遺伝的障害をもつ症例が少数射止められる。)
- 塩酸アミオダロン(経口剤)を投与中の患者
- 変形ペニス形状を有する患者
- 腎機能障害、または腎臓透析を行っている患者
- 鎌状赤血球貧血、多発性骨髄腫、白血病など血液細胞に問題がある患者
禁忌薬や副作用などのご不明点や、ご心配の方は遠慮せず気軽に医師にご相談ください。
アバナフィルと併用してはいけない薬(併用禁忌薬)
アバナフィルと併用すると危険をもたらす薬剤があります。主に狭心症、心筋梗塞で硝酸剤やニトログリセリンを服用、外用している方、慢性血栓塞栓性高血圧症などで治療している方が問題になります。
またケトコナゾールやイトラコナゾールなどの経口真菌薬、抗HIV薬やクラリスロマイシン等の抗生物質を服用中の方も服用出来ません。
服用中の薬剤がある方は必ずお薬手帳など持参して頂き、服用中の薬剤が分かるようにしてからご来院ください。
アバナフィルの通販・個人輸入での偽造品について
通販や個人輸入などで医師の処方ではない、他人にもらったアバナフィル等を服用することは危険ですのでお止めください。個人輸入薬の調査によって約60%が偽造品であることが明らかになっています。偽造品は効果がないだけではなく、健康に害を及ぼす可能性があります。
きちんとした流通ルートで正規の薬剤を入手できればいいのですが患者さま個人ではきちんとした流通ルートをもつ輸入代行業者の選別は困難です。偽造品は非常に精巧にできているため見た目での判別は非常に困難です。
ユナイテッドクリニック・ギガクリニック各院では医師が薬監証明を取得し、正規の手続きで海外医薬品の処方を行っておりますのでご安心ください。