フィナステリド錠0.2mg・1mg「SN」
フィナステリド錠 0.2mg・ 1mg「クラシエ」はプロペシアジェネリックとして2016年2月に販売を承認され、12月より発売開始。成分はプロペシアと変わりありません。
フィナステリド錠の有効成分は元々前立腺肥大症の治療薬として開発された薬の成分でしたが、その後薄毛治療に効果があることが確認され、現在は薄毛治療薬としての知名度の方が高くなっています。
フィナステリドの効果は、毛乳頭細胞内の還元酵素である5α-リダクターゼの作用を防ぐというものです。 薄毛の原因であるAGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモンのテストステロンが5α-リダクターゼによってDHT(ジヒドロテストステロン)に変化することで、薄毛の症状を引き起こします。 5α-リダクターゼの作用を妨げることでDHTの発生を阻害し、AGAの進行を遅延するというのがフィナステリドの効果です。
含量は0.2㎎と1㎎の2種類 プロペシアはフィナステリドの含有量が異なる2つの種類が発売されています。含有量は0.2㎎と1㎎の2タイプとなっています。 薄毛治療を目的として服用する場合、1日の上限を1mgで服用します。それ以上服用しても薄毛への効果は変わらないと言われています。 0.2mg対応は飲みはじめの最初の1ヶ月に処方されることがあります。副作用があるため、徐々に体に慣らしていくためです。
フィナステリド錠「SN」の飲み方・服用方法
通常、成人男性は1回主成分として0.2mgを1日1回服用します。必要に応じて適宜増量されますが、1日1mgが上限です。本剤は1錠中に主成分1mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は気がついたときに1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
フィナステリド錠「SN」の副作用
かゆみ、蕁麻疹、性欲減退、陰茎の勃起力が弱くなるなどが報告されています。全身がだるい、食欲がない、皮膚や白目が黄色くなるこのような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに全身がだるい、食欲がない、皮膚や白目が黄色くなるような症状があらわれ、肝機能障害の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
フィナステリド錠「SN」を服用してはいけない方
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方。妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人。未成年。
フィナステリド錠「SN」の通販・個人輸入について
通販・個人輸入代行等でフィナステリド錠 0.2mg・1mg「クラシエ」を購入する方もいらっしゃいますが、医薬品である以上、医師の診察を受け処方してもらうのが好ましいです。また医薬品の通販・個人輸入は偽造品の混入を考慮し、行わないことをお勧めします。
特にAGA治療が初めての方の場合、ご自身のAGAの程度やご自身にあったAGA治療薬とその用量がどれぐらいかを判断することは非常に難しいです。ご自身のAGAの程度よりも少ない用量 を服用して「効果がなかった」「効かない」ではせっかく服用した意味がありませんので注意が必要です。
実は用量ではなく、服用方法に問題がある場合もあります。ご自身だけで判断せず、ユナイテッドクリニックの医師にご相談ください。あなたのライフスタイルに合ったAGA治療薬を適切な用量で処方いたします。また、当院は服薬指導なども丁寧に行いますのでご安心してご来院ください。