X

ザガーロと耐性

ザガーロ(デュタステリド)とは

ザガーロとはイギリス・ロンドンに本社を置く世界有数の製薬会社グラクソ・スミスクライン株式会社(略称GSK)が開発し販売している「デュタステリド」を主成分としたAGA(男性型脱毛症)治療薬です。
前立腺肥大症の治療薬として開発した「アボルブ」の主成分であるデュタステリドに発毛効果があることが確認され、名前を「ザガーロ」と改め成分・用量はそのままにAGA治療薬として販売されました。日本では2015年9月にAGA治療薬として認証され、2016年6月にはザガーロカプセル0.1mgとザガーロカプセル0.5mgの2種類が発売されました。プロペシア(フィナステリド)に続く第2のAGA治療薬と呼ばれております。
2020年に国内でザガーロジェネリックが販売されました。AGA治療は長期間の継続が必要なため、ザガーロで治療を行うよりも安価に治療することが可能です。

ザガーロ(デュタステリド)の作用機序

ザガーロは5α-還元酵素阻害薬に属するAGA治療薬になります。5α-還元酵素とは主に睾丸(精巣)で生成される男性ホルモンの一種であるテストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)に変換してしまう酵素でI型とII型の2種類あります。変換されたジヒドロテストステロン(DHT)は毛乳頭にある男性ホルモンのレセプター(受容体)と結合することによって脱毛を指令する因子「TGF-β」というタンパク質を増やし毛母細胞の分裂・増殖を抑制してしまい成長期にある毛髪を退行期に移行してしまうため抜けてしまうのです。そこでザガーロ(デュタステリド)を服用することによって5α-還元酵素の働きを阻害しジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑え髪の毛の成長期を正常に戻し脱毛を予防するのです。フィナステリド(プロペシア)は5α-還元酵素のII型のみ、ザガーロ(デュタステリド)はI型・II型両方を抑制するのでザガーロ(デュタステリド)の方がプロペシア(フィナステリド)の約1.6倍の効果があると言われています。

ザガーロ(デュタステリド)の耐性

結論から言いますとザガーロ(デュタステリド)には薬剤耐性はないと言えます。ステロイド剤などとは違って継続的に利用することによって耐性がつくことはないと言われています。

ザガーロ(デュタステリド)服用方法

通常、成人男性にはザガーロカプセル0.1mgを1日1カプセル服用しますが、ザガーロカプセル0.5mgの方が発毛効果が高くなっており、殆どの方がザガーロカプセル0.5mgの方を服用しています。ザガーロは食事の影響を受けませんので食事に関係なく服用出来ます。毎日決まった時間に服用することで習慣化し飲み忘れなどが防げるのでお勧めです。また服用する際にカプセルを開けたり噛んだりして飲んでしまうと口腔内咽頭粘膜を刺激する場合があるのでそのまま服用してください。飲み忘れた場合などには気がついたときにできるだけ早く飲んでください。ただし、2回分を一度に飲むようなことはやめてください。早い方だと服用開始から3ヶ月で抜け毛が減少し、生え際に産毛の増加がみられますが、通常は効果現れるまでには最低6ヶ月間継続服用が必要となります。効果には個人差がありますが、1〜3年継続する事により多くの方が抜け毛の進行が止まったと実感できるようになります。6ヶ月間服用しても効果が見られない方は医師に相談してください。

ザガーロ(デュタステリド)の副作用

主な副作用には勃起不全、性欲減退、精液減少などありますがいずれも発現頻度は5%未満と低くなっています。勃起不全などが心配の方はED治療薬を併用して服用することが出来ます。

初期脱毛
ザガーロ(デュタステリド)を服用し始めて2週間〜1ヶ月経過した頃に「初期脱毛」と言って一時的に毛髪が抜けることがあります。それはザガーロの効果が出ている証拠で1~2ヶ月程度で治まるため、抜け毛が増えたからと言って自己判断でザガーロの服用をやめないようにしてください。初期脱毛は服用した方全員に起きるわけではありません。

ザガーロ(デュタステリド)を服用できない方

以前ザガーロ(デュタステリド)を服用してアレルギー症状を起こした方、女性の方、未成年者、重度の肝機能障害がある方は服用ができません。女性の方は薬剤の成分が皮膚から入ってしまうだけでも身体に悪影響が現れる可能性があるため、触れないように注意が必要です。特に妊婦の方は胎児に影響が現れる可能性があるため絶対に触れないようにしてください。

ユナイテッドクリニック各院のご紹介

新宿南口院   クリニック紹介 アクセス
上野駅前院   クリニック紹介 アクセス
新橋駅前院   クリニック紹介 アクセス
大宮院   クリニック紹介 アクセス
名古屋駅前院  クリニック紹介 アクセス
京都四条烏丸院 クリニック紹介 アクセス
福岡博多院   クリニック紹介 アクセス
東京駅前院   クリニック紹介 アクセス